山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ロック教室「LIVE!」編

「で?エレカシのライブはどうなのよ?ピロウズとドッチがスゴい?」
と澄ました顔で問題の核心を突いてくる我が娘。
実は我が娘、年齢の割に物凄いロックのライヴ経験値がある。
多分、彼女の年齢で、これだけのライヴ経験回数を持っている子供はそうそう居ないと思う。
それは単純に、「ワシが自分が出かける先にいちいち一緒に連れて行っていたから」に他ならないんだが。
ゴメンネ、母ちゃん、ワガママで。
って言うか、預かってもらえる環境が無かったからなんだけどね。
で、全部「出かける時はドコへでも一緒」だったんですなあ。
(仕事の納品で、夜の12時前に親不孝通りを抱っこベルト装着で、新生児の長女を連れて
歩いていたら、「うわ赤ちゃんだー!カワイイーーッ!!」とみるみる十数名のヨッパライ
に取り囲まれてしまって、全員からチヤホヤされたのも良い思い出__なのか?)

なので、その「ワシが行きたい所に行くには子供も一緒」主義は、実は下の子が生まれるまで続いていた。
長女が体験したロックのライヴはローリング・ストーンズに始まり、すかんち(懐)、
ブラー、ストーン・ローゼス少年ナイフセックス・ピストルズ、ビヨーク、
ウルフルズ、オアシス、エレファントカシマシ等々。
いつも聴いていたCDのバンドに行くので、馴染みがあるせいかノリノリで踊っているような
そんな子供でしたが(笑)

ところがその長女全然覚えてないんですね>エレカシのライヴ
「え?行ったじゃん!!」と言うと、「忘れた…」との事。
「私、物心着いたのが中学2年くらいからなんだよねえ」と澄まして言うし。

「はー。覚えてナイんかい、あの凄まじいライヴを」と遠い目になるワシ。
宮本浩次、ハンドマイクでお客を恫喝してましたよ」と語るワシ。
「うわ、コワッ!」と娘。

元々ワシの友人(って言っても一回り上の男性)に熱狂的なエレカシファンが居て、その人が
エレカシがデビューした頃からワシに向かって、
「もうエレカシがスゴい!絶対、スゴい!!ライヴに行ってー!!」と懇願していたので、
知ってはいたが、当時はどうにもこうにも宮本浩次のあの「閉じているのに威張った感じ」が
受け付けなくて「うーん、そのウチにねえ」とか言っていたのだ。

終わらん!明日に続くー!!