山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「半島を出よ」

♪まーげてー、のばしてー。レディスデイに行っといてヨカッタよぉ?♪
6月のシフト表を貰ったら、6月には「水曜日休み」の日が一日も無かったよ。
早々に「嫌われ松子の一生」、観に行っておいてヨカッタ。コレで心置きなく仕事に邁進できるし(ウソ)
なんせビンボー主婦なんで、映画なんて滅多に行けないし。行けたとしても「レディースデイ」(毎週水曜日)か「映画の日」(毎月一日)限定だもんな。
皆さんも、宜しかったら「嫌われ松子の一生」ご覧になってねん♪
オコチャマにはキッツイ映画だが(PG12)大人にはかなり楽しめる娯楽作品ですよ。
あと、この映画で初めて知った事。
「大野島は実在する場所である」http://map.yahoo.co.jp/address/40/40212/3/
大野島って松子の生まれた土地なんだが、筑後川の中洲にある島(の北側部分)である。

大川市の出身の有名人といえば、大川栄策とのだめ(野田恵)しかいなかったが、ついにココに松子も加わったか!?」と感慨が深かった(オオゲサ)
と、言う訳で。
なんか大川とか、柳川とか。筑後に近い方になると、なんともワシ、親しみが湧くんだよなあ(筑後辺りになると、言葉や人々のレスポンスの感じが熊本と酷似しているので)

で、最近。今、ワシが住んでいる辺りが舞台になっている小説を、毎日、夜寝る前にチビリチビリ寝酒代わり(ワシ、酒が飲めない)に読んでいるのだが、あまりにも毎日慣れ親しんだ場所が舞台なんで、なんともウツが入ってきちゃうのは如何なものか?

その小説って「半島を出よ」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/434400759X/250-4781871-1388260
なんだけどさ。
もう、表紙から「イケマセン」
ワシやダンナが毎日うろうろしている道がバッチリ写っている。
フィクションというより、シミュレーション小説って感じ。

日本経済が破綻してゆく様子とか、ホームレスで町が溢れ、北朝鮮が福岡市西部地区を占拠する様子とか。
なんか、読んでてあまりにも現実感に溢れてて、気が滅入ってきますよ。
いきなり北朝鮮工作員能古島のマンゴー農家の人を素手で殺しますよ(一寸ネタバレ)
子供の同じ学校の親御さんにもいらっしゃるので(マンゴー農家の人)身近過ぎて「イヤン」です。

買い物や映画に出かけるあんな場所も小説の中じゃすっかりゴーストタウンです。
タスケテー。