山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「あなたにおすすめ」で映画を選んで大失敗

朝からボイちゃん、ハルナ嬢とデェト♪
毎日の日課になりつつある。
飼い主同士が立ち話をしていると、ボイちゃんは用水路に浸かり、脚と腹を冷やして涼をとる。
「あら?水が怖くないのね」とハルナちゃんの飼い主さん。
「ハルナは水が怖くて入れないのですよ」とおっしゃる。
ボイちゃんが水に浸かって、用水路の中をバサバサと移動しているのを見たハルナちゃん。
「私もー」と用水路に入ってきた。
「あ、初めて水に入れた!ボイス君のおかげよ!!」と飼い主さん。
二匹仲良く用水路の中で涼む。

ビデオ半額の日なのでレンタルビデオ屋に。
「ブラッドシンプル」「ミツバチのささやき」「ホワット・ライズ・ビニース」「二人の男と一人の女」「アンパンマン」(子鬼用)
まず、「ブラッドシンプル」
ポイントポイントに見所はあるモノの、全体の印象は「火曜サスペンス」か、高橋(落合)恵子主演高橋伴明監督のエグイホラー暴力映画を思い出した。
「内容が無いよう」と親父ギャグでも飛ばさないと見てられません。
ワシはトコトン、コーエン兄弟とウマが合わないらしい。

あの(世間的には)「名作」(と言われている)「バートン・フィンク」も見た後に、「だから、ドーしたっちゅうーんじゃあぁいぃー!!」と絶叫したしな。
このアメリカ地方都市生活者の不毛な心の風景たるや、「悪魔のいけにえ」とイイ勝負。
でも、こーいう人々が「アメリカの普通」を支えているのでぃす。
見ているウチに気分が相当投げやりになってきまぁすー。
(同じ「不毛なアメリカ」題材でも「シンプルプラン」はヨカッタ。名作!天才!!>サム・ライミ監督)

続いて「ミツバチのささやき
すいません。ワシが悪かった。
大人になっちまった心が汚い、オバサンであるトコロのワシ、が見たらイケナイ映画でした。
確かに、アナ・トレントはきゃわいいです。

でも、お話の内容としては同じコンセプトなら、「柔らかい殻」(フィリップ・リドリー監督作=この人は元々小説家)の勝ちです。すいません。
あーいう「家父長的な話」というのは、ダメです。
おとっつあんが自分の娘を恋人のように思っている気分もわかりますが、ワシの人生というのは、そーいう呪縛からの逃走に費やされてきているのですから。
ワカッテ下さい<ダレに?ナニを?

どーもシネスケの「あなたにおすすめ」機能はアテにならないようですな。やはり。