山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

客商売の妙味

ワシが「若い男が嫌い」なのは「知っている人は皆知っている事実」なんだが。
もう、カツンとか全然ダメ。テレビで観ているだけでもあまりの気持ち悪さにオゾゲが立ってしまう。
…この「ジイサン趣味」のそのせいか?昔からワシはジイサンによくモテル傾向にある。
本日、妙な事が起きた。

職場にて、いつものように商品を並べていたら、ケツに手を当てる人、あり。
同僚がふざけてやっているのか?(そういう同僚が居るので)と振り返ったら、全然知らないオジイサン。

「?」と思わず見つめると、「ねえねえ、コレってドコ見ればいいの?」と質問される。
「あぁ、コレは●●で、××をご覧になれば判りますよ」と親切に教えたら、
「そうなの、ありがとう」と去って行かれた。

「もしかして、今のジイサン、質問はモノのツイデで、要はワシのケツを触りたかったってだけか?」と後になって気がついて、そう思ったら猛烈におかしくなってバックヤードに戻り、爆笑。
「ちょ、聞いて!今、ジイサンにケツ触られちゃったわー」と同僚達に言いふらして回る。すると同僚の一人から、
「ウソ!?なんでー?この前の人と同じ人?」と聞かれるが、イヤ違う別人だ。

実は一寸前に、ワシに全然知らないジイサンが、早朝からエッチな事を言うという事があった(ワシは笑って受け流して許してあげた)ので、同僚は咄嗟にその事を思い出したらしい。
「いや、違う。別人!もし同一人物だったら怖いって!!」と言いながらも、
「ホント、おんなじ人だったらそれってストーカーじゃん。ソレはコエエ(怖い)よ」と思ってしまう。

客商売だと、ホント色んな人が居てさ。
売り場に居ると、ワシらに話しかけるのを楽しみにわざわざ店に来るような人も居て、
「ま、コレも社会奉仕のウチか」と割り切っているのだが。
家に帰って同じ話をダンナと娘にしたら、二人から一斉に、

「なんでソイツの指の骨を折らないんだ!?」と責められた。
いや、指、折っちゃったら傷害罪ですよ。ワシ、警察に捕まっちゃいますよ?

昔、若い頃、百貨店に営業マン(ウーマン?)として出入りしていた頃は、もっと香ばしい人がお客の中に居て、まさに百花繚乱であった。
真性のキチガ●の人とか、買い物依存症のオバサンとか、虚言癖の嘘八百を言い立てる若い女とか。
そんなんに比べたら、今の職場は大楽勝である。