山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

乗馬オジの正体・尼崎の安アパートの思い出

サラブレッドに乗っているオジサンの正体がアッサリ判明してしまう。
もともと、同じスイミングスクールに通っていた人が同じ職場にいて、その人が、あの例の「ブロークバック・マウンテン」な乗馬オジサンの散歩コース沿いに住んでいるので、
「あ?もしかしたら知っているかも?」と職場のロッカールームで朝、一緒になった際に訊いてみたのだ。

すると、彼女曰く。
「あー、ウチの子もねえ、一時期、『お母さん、朝から馬が散歩しているよ』って言ってて、なんの事だろう?って不思議に思っていたら、近所の●●さんちだったのよねえ」と言うではないか。

「あ、なんだ、そんなに近所の人?」と訊くと、
「あのホラ、郵便局に上がって行く坂道の途中にログハウス建てて住んでいる人が居るじゃない?あの人よ」との事。
「あぁ、あの人か。ログハウス建てている時に何度か見かけたわ!」
「それそれ」
って事であっさり判明。
なんだ。ウチのすぐ近所の人でした。きっとまた見かける事もある筈。
その時は写メールを忘れない事。

・ビデオレンタル店がGWの間中、「90円祭り」をやってくれているので、ホント、無茶苦茶最近にしては画期的なまでに映画を見てます。
BSのロック映画特集も観ているから、GW中、ドコにも出かけない代わりに(仕事仕事)映画三昧で耳までどっぷりです。

そんな中で面白かった映画とか思わず怒った映画とか。
赤目四十八瀧心中未遂」=怒った映画。
主人公がデクノボウ。ついでにセリフも演技も「棒」見事なまでの「棒」
引きこもりニートのくせに脳内ではオレサマな嫌な映画だった。
この映画で唯一、面白かったのは映画の舞台となる尼崎の安アパート。

実はワシの幼なじみの女性が、短大を卒業した後、神戸で就職して。
何をドウ思ったんだか、この感じ(木造共同便所風呂ナシ台所は玄関土間にあるようなコンロ一つの古典的キッチン)のアパートに住み始めて(しかも裏はラブホという絶好の好環境)
遊びに行ったワシは驚嘆してしまった。
でも彼女は大して悩みもせず、「いやー、ココは家賃も安くて、近所の商店のオバチャンも結構親切で、住めば良い所よー」と呑ん気に語っていた。
(実際、彼女はこのアパートを大層愛していて、結局、結婚して引っ越すまでココに住み続けていた)
映画の中のアパートを見て、「立って入る尼崎の銭湯」とかも懐かしく思い出した。