山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

旅立っちゃった娘

長女、旅立ちの朝。
朝、五時に起きて弁当作り開始。
新聞を取りに玄関を出たら、一面の星空で、月も煌々と輝いていた。
粛々と娘の弁当を作る。
「新幹線の中で食べるんだから、コンパクトにまとめたほうがいいよなあ」とか思いながらも保冷剤代わりに凍らせたフルーツゼリーを弁当の上に乗せてみたり、「やっぱりデザートもあった方が楽しいよねえ」とリンゴをウサギさんのカタチに切ったりして、ジップロックに入れて弁当箱に添えたりする(新幹線の中で弁当は食べて、弁当箱は駅に捨ててくる予定になっているので、かさばらないゴミにする為の処置)

弁当も出来たらダンナを起こして、
「娘が旅立つんだからアナタもお見送りをして」と言うと、ダンナ、
「オレが中学校まで送るよ」と言い出す。
ワシは自分が一人で送るつもりだったので、「あ、それだったら」とコオニタンも起こそうかとしていたら、コオニタン自分で起き出してきた。

朝ご飯を食べたらみんなでダンナの車に乗り、中学校へ長女をお見送りに行く。
6時半を少し回った頃だが、もう中学校のグラウンド(実は全国二番目に広い敷地)は二年生を送ってきた父兄の車で大騒ぎ。
見ると長女の仲良しさんや同じクラスの子たちも大荷物担いで集まってきている。

長女、「行ってきます!」と後ろも振り返らずにとっとと集合場所に小走りで行ってしまう。
「あぁあぁ…」orz<物凄く寂しい気分になったワシ
何というか、親ってツマンネエなあ(漠)

するとダンナが周囲を見渡して、
「家族全員で見送りに来ているのって、もしかしたらオレらだけか??」と言っている。
あやうくボイスも連れて来る所だったのに(ダンナが出がけにボイスに「オマエも見送りに行くか?ん??」と話しかけていた)

「楽しい旅行でありますように」「無事に帰ってきますように」と思わず祈る気分で見送る。

さて、夜になったらコオニタン、お姉ちゃんがいない生活がつまんなくなっちゃったらしく、夕飯を作っているワシにまとわりついては、
「遊んでくれる人がおらーーん!ツマラーーン!!」と絶叫する。
「お姉ちゃんに『一人っ子気分を楽しんでね♪』って言われたのに、もうつまんなくなっちゃったの?」と聞くと、
「一人っ子、つまらん!寂しい!!」と半泣きで主張>コオニタン
2年前の修学旅行の時は、
「お姉ちゃんがイナイ間にイタリアンのランチ食べに行こうよ」とか言ってたのに>コオニタン