山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

お盆帰省 8/15編

朝、ちょっとダラダラしてから午前中のうちにお出かけ。
以前、何度か出かけた事が有る渓谷に「涼みに行こう」というワケ。
その場所は、何度かウチも家族や友達と出かけた事が有る場所で、表側の有名観光地と違って、「似たような場所なのに人が居ない場所」である。
かなり穴場的な「無名観光地」(というか、そもそも観光地ではない。単なる「山奥」)
以前、ココでデイキャンプを友人一家とした事が有るし、8?9年前にはココの川の中でウチの長女が「本物の金の指輪を拾う」と言う椿事も発生した。

所が今回その場所に行って、長女にその話をした所、彼女は一向に覚えていなかった(--;
「ナンデそんな事が現実に起きるのよ?それってまるっきり指輪物語みたいじゃん!」と長女、言う。
「そうそう、あの指輪はウチのおもちゃ箱のドコカに未だにある筈なんだけど、あれは本当は滅びの山の亀裂に捨てに行かなきゃいけなかったモノだったんだよ」と言うと、長女、爆笑。

「今からでも遅くないかもしれないから、阿蘇中岳の火山口に放り込まなきゃ!」と言うと爆笑しているし>長女(^^;
渓谷は未だに水、清らかで冷たく、美しい天然自然の美に満たされていた。
ボイスはイノシシの匂いを嗅ぎつけたらしく、チョット興奮する。

そのまま中津江村大分県)のオートポリスを廻り(昔、長女がアカンボの頃に見学に来た事がある。久しぶりに再訪。ココの観客席スタンドからは天気がいい日には有明海から長崎県の雲仙まで見渡せる)、阿蘇の赤牛(熊本名物)を眺めて実家に戻る。

その道すがら、昨日のウチに電話で予約しておいたケーキを菓子店に取りに行き、お寿司と刺し身、鉢盛りを買って帰ってコオニタンの誕生祝いとする。
コオニタンが生まれた時は、「夏休み中がお誕生日だなんて、学校の友達に祝ってもらうチャンスが無くて可哀想に」と思ったものだったが、こうやってオジイチャンオバアチャンに一緒に祝ってもらう事が出来て、コオニタンは幸せ者である。

日がとっぷりと暮れてから家に戻る。
行きと違って帰り道は高速にも渋滞は殆ど無く、スイスイと二時間チョットで戻ってきた。
緑滴る家に戻った途端、長女が、
「この緑が恋しかった!私、緑がないと生きていけない」と言う。
普通帰省ってったら「田舎に帰る」んだけどね。ウチの場合、「都会に帰っちゃう」からなあ。