山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ダンナ発熱・ヴォーリズ小学校と正田邸

ダンナ、いよいよ具合が悪く、ドンヨリしている。
ついに熱も38.5度!ひー。
バファリンを飲ませて、暖かくさせておく。

ワシの方は、今日は暖かいせい(最高気温14度もあった!)もあり、体調が良くなってきた。
鼻水も黄色くなって(<汚)治りかけの状態。
ボイスと麗らかな日差しの中、散歩に出かける。

田圃の中の道を歩いていたら、またメジロの群と出会う。
春先のメジロは群をなして飛び廻っているものらしい。

みかん畑のヨコを通っていたら、黒ラブがワンワン吠えながらやって来た。
農家の人がノーリードで、農作業に連れてきた犬らしい。
吠えはするが襲っては来ないので、一安心。
ボイスは吠えられても、「誰に向かって吠えているの?」とまるで事情がワカッテナイ。
基本的に犬と喧嘩しない犬なので(「犬同士で喧嘩する」というセンスが無い。順位にこだわりがナイというか、闘争心がないというか)吠えられても「ボー」としている。

さて、テレビを見ると、「正田邸取り壊し中継」をやっていた。
しかし、この反対運動の人たちもアレだな。
工事のヒトが足場を組むために木を切っていたら、「木だって生きて居るんですよ!?可哀想と思わないのですか!?」だし、「皇后様のご生家ですよ、畏れ多いと思わないんですかっ!?」だし、あげく「君が代」を歌い出すし(o_ _)o

どうも反対派の皆さんは、正田邸と石原裕次郎記念館の区別が付いてないらしい。
正田邸は確かに古い洋館だが、そんなに歴史的な価値があるようにも思えない(敷地がキュウキュウで建て方がビンボ臭いし、窓とかも後々の手が入っているようなので、きっと内部はモット建築当時とは姿が変わっているのだろう)
もう一つの反対運動、滋賀県ヴォーリズ(宗教家にして建築家、教育者、メンソレータムの生みの親)の小学校とは純粋に建築史的な意味合いが全然違う。

正田邸の前に居座るおばさま方を見て、「ワシにはこんな姑が居なくてホントに助かった」とシミジミ思う。
きっとあのおばさん達の保存運動の原動力は、「正田邸をミッチー記念館として残して、あの二階の窓でお輿入れの日の姿のミッチー立て看板と一緒に手を振って記念写真に収まりたい」って気持ちダケだと思える。
うーん、みんな平和でヒマなんだなー。

お昼、ダンナと板妻の『決闘高田馬場』。
マキノの映画ってスキではナイのだが、コレは稲垣浩のオカゲか(?)とても良かった。