山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ワクチンの日

二月の第一週は毎年「ボイスのワクチン」を受ける事になっている。
今年は、今朝思い出して(--;病院に予約の電話を入れる。
子鬼とボイスをキーボーに乗せて、「最後のドライブ」に出かける。
明日は新車に乗り換える日。
遠出(?)は今日が最後。

病院に入ると、ボイス「ヘタレ・モード」に急変。
隙を見ては逃げだそうと、自動ドアの方を一瞬たりとも目をそらさずに、真剣に見つめている。

「座れ、フセ、待て!」とコマンドを出すと、ワシがドクター夫人と立ち話している隙に、伏せて待った姿勢のママで全くの無言のウチに「ずいりずいり」と匍匐(ほふく)前進して自動ドアの前まで移動し、脱走のチャンスをうかがう。

ソレを見て、ドクター夫人が
「犬の訓練で一番難しいのは、匍匐前進らしいわよ。出来ているじゃん。すごいわよ」と笑う。
ドクターが奥から出てきて、いよいよ注射の準備。
ボイス、ドクターの顔を見たら小刻みに震え始める。
「押さえて」とドクターに言われ、ワシ、いつもの姿勢でボイスを押さえ込む。
(ボイスにワシと向き合ってお座りさせ、首をワシの股に挟み込んで、肩を両手で押さる姿勢)
ボイス、ワシの股ぐらに頭を突っ込んで恐怖に震えながら、ワクチンを注射される。
やはり、去勢手術のトラウマが・・・・
しかし、ドクターの早業で注射は一瞬で済む。

「イイ犬になったねえ。見た目もイイが性格が優しくてイイよねえ」
とまたしても誉められて(この病院は滅多に人の飼い犬を誉めないので有名)「いい気になって」病院を出る。

ツタ●の「100円均一セール」で道が渋滞している。
仕方なく、向かいのホームセンターに車とボイスを置いて(ボイス歩き去るワシらを見て、「ドコに行くの?きゅっきゅ??う」と泣く)、道を渡り、ツタ●店内へ。
店内は押すな押すなの大盛況。
ビデオを6本借りる。
思いついて、子鬼とボイスを連れて公園に行く。

平日午前中の公園は「小さい子連れの母」しかいない。
ボイス、小さい子に取り囲まれて、嬉しそう(←子供好き)
小さい子に沢山触られて、嬉しさの余り仰向けになってゴロゴロ。
2?3歳児から「大きいわんわん、かわい?」と言われる。

滑り台を何度も滑って、平均台を渡って、ちびっと特訓。
「目指せ!ストリーム犬」(嘘)
大きい滑り台も試す。
ボイス大喜びで滑って(正しくは「駆け上がって駆け下りる」)遊ぶ。
高いところ、足場の悪い場所が平気犬。