山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

山麓夫人の腹がヨジ切れて大出血

冷たい雨の中、「山麓夫人」ともあろうこのワシが、雨合羽(L.L.Beanのだけど)を着て、両手に燃えるゴミの袋を持ってボイスの散歩。
イケマセンイケマセン。
こんな雑用は執事(ロン・バールマン似)にやらせないと・・・って?妄想か?そんなにワシは雨の日の散歩がイヤか?
この雨合羽、フードに野球帽みたいな「ツバ」がついてて、顎の上までジッパーを閉めれば顔に雨がかかる事はない。犬の散歩に欠かせないグッズ。

山を見上げると、谷間から水蒸気が上がり、雨雲へと昇っている。
森が雨を呼んでいる。
急ぎ足で散歩。

家に帰ったら、ダンナが「『パール・ハーバー』今日返さないとイケナイから一緒に観ようよ」とワシを誘う。
「ダメだ、今日は買い物の日だ」と断り、愛車キーボーを駆って買い出しに。
まずは「この半島で一番美味しいミカンを作っている農家」へ。
試食させてもらう。「おぉ!甘い!!」
なぜかこの「楢崎さん」ミカン、異様に美味しい。食べた後もいつまでも甘みが口中に残り、それでいて爽やか。
4kg買って、「やっぱりお宅のミカンが一番美味しい」と言うと、オバチャンが「コレ持って行きなさい!」と皮に傷が付いた(中味に問題はない)ミカンを沢山オマケしてくれる。わはは。

次は地元産食材直販店で野菜を購入。切り花の香りがスゴイ。むせかえる百合の匂い、バラの匂い。
ホームセンターでキャットフード買って、衣料品店でダンナのパジャマと台ふきんを買い、ユニクロでネルシャツを購入。
来年の一月には車を買い換えるのだが、もし買い換えたら、ワシの消費行動って「車はフィット、メガネは5000円、着る服はユニクロ」という「絵に描いたような現代日本人の平均」になるのではナイか?
商品研究所のモニターになって差し上げてもヨロシクってよ(?)

お弁当を買って帰宅すると、ダンナ、まだ「パール・ハーバー」鑑賞中。
15分くらい一緒に観る。笑いすぎて腹の皮がヨジ切れる。
「SFコメディ底抜け超大作映画」として観ると、「かなりイケル」この映画。
紋切り型の演出、鼻くそほじりながら書いたとしか思えない脚本。大映テレビのドラマ(「スチュワーデス物語」とか)みたいな俳優陣の演技。30秒ごとにやってくるクライマックス。
笑いすぎて悶死。

ダンナ「アルトマンが現代アメリカ人を描く巨匠とか言うけど、違うね。アメリカ人描いてマイケル・ベイの右に出るヤツぁイナイね」と言う。