山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

年をとると云うコト

朝、ボイスの散歩。
ボイス相変わらず「イノシシ事件」現場を通ると立ち止まって、シミジミと山を見つめる。
記憶の反芻チュウらしい。
「気にしない気にしない」と言いつつ散歩続行。

子鬼、オムツはずしの練習中。
タマに「シシ」と教えてくれるが、教えないコトも多し。
なので、紙おむつを購入。
(薬局で買うたびに「コレが最後のオムツかしら?」と思う←しかし、世の中そんなに甘くナイ)

新しくできたパン屋へ寄る。
このパン屋の近辺は最近、三井の一戸建て大規模団地が造成中で、
近い将来、町中から新しい住民がどっと越してくる予定のに、
今までベーカリーが一軒もナイというのも不自然な話だった。
行ってみるとパン屋は大盛況。
お昼にはパンは売り切れ。
しかしレジ、トロ過ぎ。職人さん、もっとパンを焼いてちょ。
(実は、ワシは大学時代パン屋で長期バイトをしていた)
文句ばかりが頭に渦巻く店であった。もう、行かんワイ。
肝心のお味は「フワフワのふにゃらけたお味」でございやしたぜ。
もう、死んでも行かん。←念を押している

午後は陶芸。
オーヒラ君、おずおずと「僕の本が出ました」とワシに言う。
「そう!見せて」と言うと、ビクビクと本を差し出す。
タイトルは「憎しみの裏側」(憎しみの裏側にはナニが?)
パラパラと中を読むと、どーやら「詩集」の様子。
「詩集じゃん」と言うと「うぅん。人生論。テツガク」と言う。
「出版社のヒトの括りでは人生論・哲学のジャンル分けに入っているかもしれないが、
こ?いうのは普通『詩集』と言うのでぃす」(ちょっとシマリス化している)とワシ。

なんか、歌詞のようなものが書いてある本だが、
「一部オバチャンが買(こ)うちゃろ」(博多弁)と700円で購入。
「え、ホントに良いの?」と、オーヒラ君。
「『ホントにぃ?の?』じゃナク、こーゆー時は『毎度アリガトウございます』と言うものだぞ」と、ワシ。
くどいオバチャンである。しかも押しつけ&恩着せがましい。

本の内容は、自分の過去への恨み節があるかと思うと、次の瞬間に通りすがりの老婆が出てきたり、
誰かを好きになってみたいと思ったり、誰かに傷つけられて怒ったりしている内容。
・・・若いって、良いコトなのかもね。
しかし、オバチャンも今の自分は「若くナクッテいいカンジ♪」と思っていたりするのだ。
年を取るのも悪くないぞ?。年々歳々、より自由に過激になれるのだ。ヒトは。