って事で。
昨日の話題は「突然現れた養女には気をつけろ!」って話でした。
それと「死人に口なし」ってことでしょうか。
そもそもさあ名前に余分な漢字をつけて、それでも無理やり読ませるような個性的な名前を名乗っている人にまともな人はおらんやろって話です。
それと彼女の語る「設定」が…
裏で絵を書いてる人がいる気配もしますが、「もっとうまくやらんとそこは!!」と言いたくなりますね。
「Kさんは最初の奥様をとても愛しておられました ワタシは単なるお支えした人間ですので、妻の座なんておこがましいです 未来永劫、Kさんの奥様という称号は前の奥様のものです」とでも言っておけば少なくとも極秘裏に行われた養子縁組にも納得できる材料となったものを。
それと、Kさんが亡くなるやいなや、別荘やクルーザーを全部処分してKさんが前の奥様と過ごした家や生まれてくることなくして亡くなってしまった前の奥様との間の子供のお墓をすべて壊して更地にしたのは最大の悪手でしたね。
このせいで一気にこの話が「後妻業」とか「火曜サスペンス劇場」めいてきてしまった_と思いますよ。
そこでワシは安楽椅子に腰掛けて語るのです。
「Kさんが亡くなった途端に誰にも言わずに前の奥様と過ごした豪邸と古い水子のお墓を破壊して更地にした_この彼女の行動からうかがえるのは、『実は彼女は前の奥様に対して猛烈な憎しみを持っていたのではないか?』ということです。もう何年も前に離婚して、しかも亡くなっている前の奥様に対してここまで苛烈な感情もしくはまるっきりの無関心ともとれる、その両極端な彼女の内面を伺わせるこれらの行動には、彼女の底しれぬ非人間性、もしかしたらその矛先は実はKさん自身に向かっていたのではないかと思わせるものがあります それがあの自著の表紙に死病の床についているKさんの写真を使っていることから伺える気がするのです」
この安楽椅子探偵はイタコの口寄せでも始める気でしょうか。
安楽椅子探偵は続けます。
「そして、何故Kさんは生前、自分の私生活をひた隠しにされていたのか?そこにはある噂が関係してるだろうとワシは長年、思ってきました。隠さなければならない私生活があったという事です。それ故、Kさんの存在はその演技や佇まいと相まって神格化され、伝説となった_これは原節子と似てますね。しかし、原節子の伝説は守られてます。それは何故か?彼女には怪しい養子が居なかったからです。このKさんの養女はそのKさんの神秘のベールに覆われた伝説を破壊し、私腹を肥やし、自分の自己顕示欲を満たすためになにかの復讐のためにこれらの行動を取っているようにしか見えません」
さあ、そろそろ黙ろうか安楽椅子探偵さん。