と、言うわけで日曜日にパリオリンピックの開会式中継をNHK+で見ましたんやで。
まー、「不謹慎大会」みたいな開会式で。
「フランス人、下品なものがお好きよね」と思ったりしました。
でも一番気に入らなかったのは、「ヘビメタバンドが命綱を付けてたこと」ですかね。
不謹慎大会だったら命綱なんかいらんやろ(極論)
コレに象徴されるように中途半端にヘタれることしてるからちょっと怒られたら引っ込めることになるやろがい(カソリック界隈から怒られて開会式動画を削除してしまったパリオリンピック委員会)
どうせ不謹慎大会やるんならもっと徹底して、ランウェイをテーブルにしたんだったら、そこで脱糞して食べて見せなさいよ(見たくないけど)
あ、そう言えば。
前回、2566+を見に上京した時に、国立西洋美術館の常設展を見に出かけたら、そこでゴヤの戦争シリーズの版画の展示があってたんですよ。
「戦争の惨禍」もう助かる道はない
という一連の戦争に題材を取った版画シリーズなんですけどね。
いわゆる戦争中の残虐行為がありありと描かれてて(フランス兵、スペイン親仏兵、スペイン反仏兵による三つ巴の虐殺暴行拷問がテーマ)
それを見て、「あ、これは人肉食が行われてる」と感じたんですね。
昔、ギヨーム・アポリネールの「一万一千本の鞭」を読んだ時の印象がありありと蘇ってきました。
「なるほど、フランス人のエスプリ」(簡単に人を殺して犯して大冒険)
どうせ不謹慎大会をやるんだったら、アポリネールがテーマでも良かったかもね(無理)
それとなんでナダル(スペイン人)とかカール・ルイス(アメリカ人)とかナディア・コマネチ(元ルーマニア、今アメリカ)が出てきたり、レディガガ(アメリカ人)がイマイチなパフォーマンスしたり、へったくそなフレンチカンカンを見せられたりしているのだ??と、非常に困惑する開会式でしたね。
「ええい!脚が上がっとらんやんけ」「どけい!ワシが踊ったる!!」と憧れのムーランルージュはもうどこにも無いんだな…と思い知りましたね。
素晴らしいパフィーマンスでしたけど、セリーヌ・ディオン(カナダ人)がもともとはフランス語話者ってことにしかフランスの拠り所がなくて。
「なるほど、フランスはシャンソンも死に絶えたのね」と実感したのでした。
素晴らしい迫力あるパフォーマンスだったけど「シャンソン」ではなかった。
「これなら美輪さまが歌ったほうがフランスのエスプリなんじゃないの」と言うワシ。