山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「ゴジラ-1.0」

というわけで、昨日は「ゴジラ-1.0」を見てきましたよ↓

godzilla-movie2023.toho.co.jp

ららぽーとのTOHOシネマズまで見に出かけたのですが(ここが一番、音響もシート良いしなんたって変な地元ローカルCMを延々と20分も見せられるという拷問がないのが最高)

 

結構楽しんじゃいましたねw

山崎貴作品は、「永遠の0」(何故か劇場で見た)「海賊とよばれた男」しかちゃんと見てませんけど、「ゴジラ-1.0」(通称「ゴジマイ」)はワシの数少ない山崎貴作品中で一番面白かったですね。

もちろん、言いたいことは結構ありますけどw

でも、それをもってしても長い映画なのにしっかり楽しんじゃいました。

 

ワシの嫌いな浪花節的展開というかwお涙頂戴泣いてクレクレなシーンもあるし、いつもの「下町ロケット」モードが出てきてゲンナリすることもありますが…

まあ、それもこれもなんたって脚本が「弱い」のが原因なんですけどね。

隣の奥さんとかもっと増村保造的に、心のうちにあるあれこれを完全解説しつつ洗いざらいぶちまけるくらいの勢いがあっても良かった気がします。

主人公も自分が腰抜けで卑怯者で恥ずかしさのあまり死に場所を探す、自分の為すべきことを探すみたいな展開からのラストシーンならもっと感動できたかもしれません。

 

それと土下座で全部解決するのはやめてほしいし、いくらおびき出すためとは言え、嘘書いたらいかんやろし…

どうも決定的な部分で山崎監督の価値観と「合わない」んですよワシ。

 

まあ、それでも、大刀洗平和記念館にも出かけたし、映画「ジョーズ」も「ダンケルク」も履修済みのワシは、この映画の展開にきゃっきゃっと手を叩いて喜んじゃいましたけどね。

最初の魚雷作戦のところではやはり、「笑えーーー!!」というセリフが欲しかったかも。

あと「ダンケルク」のシーンも空撮でダイナミックに見せる画角が欲しかったし。

(ワシ、本家「ダンケルク」のあのシーンでは、先頭に立つ男性の背中に大きな羽が見えた気がするくらいに感動したのよ)

 

◯◯の飛行シーンも、雲を引いているシーンがワンカットあるだけなのが寂しかったですね。

もっとこの悲劇の名機の勇姿を、他にはない、世界唯一の奇妙で素晴らしい機体なのだという部分をもっと見せて欲しかったです。

それと浜辺美波があまりに最初の登場シーンとその後が別人レベルで変わっちゃうのが「はああ???」でしたねw

終戦直後はみんな野獣だったてことなんかもしれませんが…