山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ワシ、秘湯へ行く

先日、初号機と孫P連れて長崎市立恐竜博物館に出かけたときのこと。

高速のインターに向かうバイパスを通ってて見かけた風景がコレでした↓

「な、なんかものすごい立派なお寺が建ってないか?こんな山の中に(失礼なやつ)」

とワイワイ喋ってて。

その時はグーグルマップで見たけど、よく分からなかったんですね。

 

「あれはなんだったんだろうね」と言いつつ数日経ちまして。

初号機たちも家に帰り、我が家はすっかり静かになりましたんで。

「そうだ、前から行ってみたかった秘湯を訪ねてみるか」

という気持ちになりました。

 

時はまさに日曜のお昼。

その秘湯は土日祝日の午後から夕方まで開いているらしいので、「出かけるなら今だ!!」と愛車にうちまたがり(乗り込み)

自分でぴら~~~っと運転してさっさと出かけてみました(弐号機はバースデーデートにより家に不在だった)

 

グーグルマップに言われる通りに運転していると。

「あれ??この道、この前通った道じゃん」となりまして。

案内された先はまさに、先日遠くから見かけてあまりの威容さに圧倒されたお寺の敷地内でしたw

 

「え?ここに温泉があるの??」(お寺の名前と温泉の名前が全然別なので分からなかった)

と駐車場に止めまして歩いて温泉に向かいます。

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あまりにも田舎の山の中の風景にそぐわないお寺さんでしてw

「京都かな」とか言いつつ歩きました。

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ちなみにこのお寺さん、正面から見た姿はこんな感じです↓

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温泉の名前は「飛龍之湯」

小さいけど立派な伝統的木造建築です。

入り口におじさんが手提げ金庫片手に門番をなさってます。

温泉棟は使ってある部材の一つ一つが超立派で舌を巻きました↓

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さすが、知る人ぞ知る秘湯で、中は狭いです。

浴槽も4~5人も入れば「ぎっしり」になりそうです。

が、ワシが入った時は先客に70代くらいのお姉様二人組がいらっしゃいまして。

その方たちが出られたあとは、この秘湯にワシ一人ぼっちとなりましたw

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小さいけど、建物も中の浴槽も洗い場も超立派で高級温泉旅館のようでした。

お湯はトロトロのつるっつるで、いわゆる「化粧水みたいなお湯」でした。

硫黄の香りがして、お湯はこんこんと湧き出てて。

温泉にはワシ一人だけ。

日曜日の昼下がりにとても贅沢な体験をさせてもらいました(^o^)

 

温泉場から前の道を少し登ると立派な観音様がおわしました↓

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山の中にはこんな飛龍と不動明王の像もあったりして、迫力満点です↓

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山の中に突然現れるので、ちょっと怖い感じもするですよ。

不思議な場所で、秘湯と呼ぶのにふさわしい温泉でした。

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