山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

野生の少女萌え?

と、言うわけで「ザリガニの鳴くところ」(原題は「Where the Crawdads sing」)を見た後ですね。

ワシ非常に腹が立ちましてw

昨夜は夜寝る時にムカムカして寝付きが悪かったです(;´∀`)

 

「なんであんな物語にしたんだろう」とモヤモヤしっぱなし。

少なくともこの「ザリガニ歌」は「ミステリー」とか「クライムもの」映画ではないんですよ。

とは言え、「ジュブナイル」でもないし、一番近いのは「ハーレクイン・ロマンス」かなあと思い至りました。

 

でも「それはそうじゃないじゃろ」「そこはそうはならんじゃろがい」の連続で。ツッコミ疲れる映画なんです。

そこで思い出しました。

「あ。この感じ…『もののけ姫』に似てる」と思い至りました。

とりあえず、共通点は「野生の少女萌え」なんですよw

その野生の少女とやらも空想の野生の少女だから、ちゃんと人語は話すし、服も着てるわけです。

 

ワシ、最初に「もののけ姫」を劇場で見た時に思ったのは。

「本当にもののけの姫なら服は着とらんじゃろ」でした←ワシはこういう人間ですw

しかもこのもののけ姫、山犬に育てられたのに日本語喋るし、意思の疎通もできるし、なんたって二足歩行なんですよ。

「ど、どこでそんな普通の人間の所作を学んだんだろう」と映画を見てる時に驚きの連続で、全然物語が頭に入ってこないっつーか。

未だにどんな話だったのかわかってません(断言)

だってもし、「もののけ姫ってどんな話?」って未見の人に聞かれたら、説明できませんもん。

 

んで、この「ザリガニ歌」も同様でして。

なんとなく、親兄弟全員から捨てられた湿地の少女が、自立して生きていく話なんですけど…

 

「そこで着る服はズタ袋に穴開けた貫頭衣とかじゃないの?」

「そもそもその年齢では生活習慣がちゃんとできないやろ、顔なんか洗ってないし、歯だってズタボロになるやろ」

とツッコミの連続で。

肝心の物語の芯の部分に至っては。

 

「はいはい、ぜーんぶ人のせいですか、自分には有責能力がないんですね。そうね、悪いのは全部まわりで、ソレに対するしかいし(仕返し)のためにやったことよね、主人公だから責められないのよね」

で終わってしまうのです。

こりゃあもうなんてこったい/(^o^)\主人公に同情の余地がありません。

 

「これぞ女(しかも憎むべき女としての美徳を全く持たぬ女)」って感じの映画で。

しかも「私は悪くないもん」と言わんばかりの展開に、心底ムカつきます。