山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「タモリ倶楽部」

へー、今年3月いっぱいで「タモリ倶楽部」が放送終了ですってよ、奥様。

news.yahoo.co.jp

忘れもしない、タモリ倶楽部のオンエアが始まった当時。

ワシはたまたま新聞のテレビ欄で「タモリ倶楽部(新)」という文字列を見つけまして、

「何だこれは、是非、見なければ」と勇んで第一回から正座待機にて見始めたのです。

当時、ワシは就職が決まったばかりで、「このまま大学を卒業して、なんの楽しみもない社会人になってしまうのか」と絶望してたんですな(今は信じられないかもしれないけど、昔は「就職=人生の楽しみを全部手放す」みたいな暗黙の掟?があったんですよ まだ昭和の頃の「モーレツ社員」みたいな風習が残っている時代で、身も心もすべてを会社に捧げよ!みたいな価値観が主流だったので)

 

なので、「会社に入っても、週末にタモリの番組が見られるのなら、まだおもろいねーちゃんというスタンスでワシは頑張れるかもしれない」と一生懸命に見始めたんです。

※どう考えても正気じゃないですが、当時のワシは会社にすり潰されそうになってて、必死だったんです

それゆえ、毎週末に見る「タモリ倶楽部」を命綱みたいにしっかり握りしめた状態で。

出張先のホテルでも見てましたw

その習慣は続きに続いて。

…あの頃22歳だったワシは62歳になっているわけでして…(;^ω^)

 

コロナ以降は番組も縮小気味になって意欲的な企画も減ってしまいましたが。

録画してまで見る数少ない番組の一つだったんですけどね。

これも時代の趨勢。しっかり見送りましょうね。

 

んで、思い出したんですけど。

ワシ、タモリのことは高校生の頃から熱心なファンで。

当時は「タモリが好きなの」とか言うと、同級生からは心底軽蔑したような目で見返されて、

「信じられない!!」と吐き捨てるように言われたものですが。

当時はイグアナのモノマネとかオカマのストリッパーの真似とかやっている不気味な中年タレントだったわけですから…タモさん。

そりゃあ普通の女子高生には受けが悪かったのも当然だったんですねw

 

でも今や、タモさん、国民的なタレントじゃないですか。

ブラタモリ」も毎週見てますよ。

最終回の「タモリ倶楽部」もしっかりと見届けることにしましょうね。