山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

台風14号反省会

さて、我が家は南西方面だけが開けてて、周囲は山に囲まれているのでほぼ年中、風は当たらないし、冬場は日当たりが良くてホクホクして暮らしております。

先日の台風14号も「でかい」「注意して」と散々テレビでラジオでネットで喧伝されおりましたが、我が家ではシトシトと静かに雨が降り続けるだけで、山の上を見上げれば木々が揺れているのが見えたので、「外の世界はすごそうだな」と思いましたが、我が家では大した被害も出ないまま、途切れ途切れの停電くらいの被害で終わったのでしたが。

 

ところが意外なところに被害が出てました。それがこちら↓

見事な葛の群生地です。

こんもりと山になって茂ってて、花盛りに花が咲き誇っておりました。

近くを通るとなんとも甘い香りが漂ってきて、濃厚な蜜の気配を感じさせてくれておりました。

最寄りのごみ集積所が崖の真下にありまして。

その崖の上から下の地面に向かって葛の葉が茂り、そこにぶどうの房状の紫の花がついててなかなかに壮観な眺めでしたんやで↓

この植物の地下茎から「葛粉」が取れて、あのお上品な食材になるとか。ちょっと不思議な気がします。

まあ、こんだけ立派な葛だったのですが、崖の上が海からの風が直接吹き付ける場所だったんで、絡みついてた大本の木ごと折れちゃいまして。

崖下に転落しておりました。

葛も全滅です(´;ω;`)見事な眺めだったのに、もう崖以外ナニもありません。

写真取っといて良かったですよ…

 

崖の上の木が一本無くなったおかげでうちからの海の見晴らしが良くなりましたけどね。

天災で悪いことも良いことも起きる。

裏表の出来事でした。

 

それともう一つ。

中学校の入り口にある資材置き場の二階建てのプレハブが風で倒壊しておりました↓

建物が倒壊してるのを見たのは前の台風の時以来?(近所の農家の納屋が見事にぺしゃんこに倒壊しているのを見た)

すぐに会社の人達が駆けつけてきてて、剥がれて飛びそうになっているトタン屋根を回収なさってました(回収したと思ったらそのままいなくなって、折れ曲がった鉄骨が川に落ちかけているけどまだ放置されている)