山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

同僚が退職する

というわけで。

転倒事故で入院のち自宅療養になった同僚が、結局、めまいが収まらなくて仕事復帰は難しいという事になりまして、昨日、会社に退職届を出したのだそうです。

昨日の午後、本人からメッセージが来まして、「いつもあなたが出勤してくると心からホッとしてました 仕事を教えてくれてありがとう いつも優しくしてくれてありがとう」と書かれてて、その文面を見て思わず鬼の目に涙(ノД`)シクシクでした。

 

まさかこんな事で彼女が退職するなんてワシは思ってなかったですよ。

おそらく、彼女自身もまだまだ働くつもりだったのに。

まさに「人生は思いがけないことの連続」ですよ。

良いことも悪いことも、全く思いもかけないようなことが起きる。予想できないことが普通に起きる。

そういうものなんですよね。

 

ワシがイノシシの群れに遭遇した朝に彼女は犬の散歩中に転倒して。

救急車で入院、検査で異常は認められないのにめまいが収まらず、結局こんな事になってしまった。

 

彼女はワシより2歳年長だったんですが、とても可愛らしい人で(孫が3人もいる)「女性」というものの善良さを煮詰めたような人で、ワシは彼女のことが好きでした。

彼女がいじめられていると(おとなしいと思ってなめてかかるたちの悪いヤツもおるんですわ)、ワシは思わずとっさに助け舟を出したりしてたら、

「あなたのほうが年下なのに、まるでお姉ちゃんみたいね」

と言って恥ずかしそうに笑っておられました。

 

とりあえず、メッセージの返信に、

「ゆっくり療養なさって、また元気なえっちゃんに戻ってね」とだけ書きました。

おなじ市内に住んでいるんだから、またどこかで偶然お会いできるでしょう。

めまいが収まるのを祈ってますよ。