というわけで。
ワシは昨日、かねてから出かけてみたかった「唐津市近代図書館」に出かけてきました↓
JRの唐津駅のすぐ裏にある建物らしいんですけど。
デザインがかなり古そうです…
「唐津駅って40年くらい前から何度も訪れてますけど、こんな建物ありましたっけ??」
と不思議な気がしたので、確認してみようと思ったわけです。
そしてわざわざ日曜日に家族でそこを訪れてみるワシ(基本、物見高い)
はい、本当にJRの駅裏にひっとりと(^_^;)立っておりましたこの図書館。
「古い建物なのかな?」
と周囲をぐるっと回って見てみますと。
「あれ、タイル張り?で案外新しい建物??でも上に乗っている緑青が吹いた銅葺きのドーム型の屋根とか…最近作ったってわけなの??」
と少し驚いてしまいました。
そして中にはいったらこれですよ↓
孔雀石みたいな緑色の大階段にクリスタルの巨大シャンデリアがぶら下がってました。
そして階段の踊り場にはステンドグラス。
まるで宮殿のようです。
見た目が妙に新しいのが引っかかったんですが、それもそのはず、1992年竣工だそうです。
調べてみたら、この建物は唐津市出身の大建築家・辰野金吾(代表作東京駅)にリスペクトしてオマージュを捧げた建築?のようです。
「辰野金吾の芸風ってこんなだっけ??」と戸惑うワシ。
建築様式のフォルムの年代だけが明治時代に合わせてあるものの、辰野金吾とはちょっと違うようなゴニョゴニョ
そう言えば、唐津って辰野金吾の他、村野藤吾も輩出してて、こんな海辺のどかな人口12万人程度の田舎町なのに近代建築の巨匠を二人も生んでるんですよね。
そして何故か玄関ホールには南極の石とかも展示されてます(見た目から初めて見るようなテクスチャーの石で「只者ではないオーラ」が放出されてます おそらくは氷河に圧縮されてねじれて潰された歴史があるんでしょうね)
蔵書数もまあ、うちの近所の図書館寄りマシで「家の近所にあったら良いな」的な施設でした。
なんでしょうね、例の「ふるさと創生資金」とかで建てられたんでしょうかね。
佐賀にある辰野金吾の作品といえば、圧倒的に龍宮城感がみなぎる「武雄温泉 楼門」なんですけど。
オマージュはこっち方面には振れなかったんですねえ。
※お出かけブログが一日分じゃ終わりませんでした。明日以降も続きます。