山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

イケおじさまたち

でもさ。
ひとり美術館で鑑賞中に蘊蓄垂れるクソジジイに話しかけられることがあったとしてよ?
それが高田純次で。「僕ねえ、この作品には理解があるんだよお。ほら。見てご覧?額縁に入っている!ここにある絵はねえなんとみんな額縁に入っているんだよお、あひゃひゃひゃひゃ!」とか言われたら一発で笑っちゃうし好きになっちゃうもんね。

最終的には「人による」ってことなんでしょうね。

あ。思い出したわ。
ワシ、春からこっち二人も「イケおじ」さまに出会ったんだわあ。

一人は観光ボランティアのおじいさま。
イギリスを出発し、開通したばかりのパナマ運河を経由して日本に初めてやってきた船が、最初に寄港した地が唐津であった事を教えてくださった。
唐津が産んだ近代建築家は辰野金吾だけかと思ってたら村野藤吾もそうだったと教えてくださった(生家は虹の松原のはずれだったらしい)
そして彼らを教育したのが高橋是清だったことなどなど。
短い時間だったけど、めちゃくちゃ勉強になりました\(^o^)/

後で調べたら、このおじいさま、地元の名士でただものではなかった模様w
暇を持て余したボランティアのじいさまと思ってたら、物凄い方でした_(:3」∠)_もちろん、見た目も美形だし佇まいも物腰も素敵な方でしたよお。

もう一人はカフェのオーナーのおじいさま。
この方も美形だし清潔でやわらかな物腰、口調も素敵でビックリしましたもん。

どちらのおじいさまも下心なしの(当然だがや)自身の人生で培ってきたものを重ねてそれをにじませておられたんですね。
だから素敵だったんですよ。

やっぱり付け焼き刃じゃダメだw下心があっちゃだめだw