山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

日本語の面白さ

あれっ、イケベ楽器さんのEVO解説動画、まだ見ることが出来ますね。

貼っておきますね↓

www.youtube.com

「ボクハウナギダ」というのは日本語独特の言い回しであるのかどうか、みたいなのを最初に読んだのは丸谷才一の日本語エッセイの中で_だったと記憶しているのですが。

当時(80年代?)も「そりゃあそうだなあ」と思ったんですよ。

日本料理店に入って注文する時に、「僕は蕎麦にするけど、君は?」と聞かれ、「そうだな鰻が食べたいかも」と思ったら自然、口から出てくるセリフは↓

「ボクハウナギダ」

になるんですね。

正確には「僕は鰻を注文するよ」ってことなんですが、「ボクハウナギダ」ってだけで日本人同士だと意味が通じちゃう。

「ああこの人は鰻が食べたいんだな」と。

 

ところが、会話のこの「ボクハウナギダ」部分だけを取り出すとなると、前後関係を知らないと、「あなた、鰻だったんですか!?」というトンチンカンな勘違いが生まれるやもしれぬ、英語にもこの表現はありや??

というエッセイだった記憶です。

 

このEVOseedに関しても、薄い箱(エレキギターのハードケース)を指差して「ヒラサワさん、来られてます」と言われると、

「えっ会場に来てるの!?」と一瞬思っちゃう。

正確には「ヒラサワさん(のギター)、来られてます(ご本人からお借りしてきました)」って事なんですけどね。

で、そんな事を考えながら「ふふふ、ちょっと面白いな日本語て」

とか思ってると、最後に「ヒラサワさんでしたー」と言いつつギターをケースに戻すので、いわゆるお笑いのてんどんみたいな事になってしまって、

※お笑いにおけるてんどん=同じボケやフリを二回三回と繰り返すこと

「ますますなんか面白いな」という気持ちになったのでした。

 

えー、これだけではなんなんで。

ちょうど「大ベルセルク展」の紹介動画があったので貼っておきますね。

地方民には行ってみたいけどなかなか行けない展覧会。

雰囲気だけでもかなり伝わると思います。enjoy!