山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「全裸監督」シーズン2

昨日は仕事が休みだったので。

「そう言えば『全裸監督』のシーズン2が配信されているんだよね?」

と思い出しまして、見始めてしまいました。

 

…そう言えば、シーズン1は。

そこそこ面白く見たんですけど、それは村西とおる監督を演じる山田孝之の演技に感心させられたって部分が大きくて。

ワシが嫌いな(゚∀゚)満島真之介も出てるし。

話としてはまあ、当時をよく知っているので、「ああ、あれはそういうことだったのか」と感心するくらいで、面白いか面白くないかというと、「まあまあ」くらいの印象でした。

 

ごめん、基本、ドラマって見ないので辛抱が足りないんですわ。

でもまあ、シーズン1が「これから村西とおるの反撃の狼煙が上がる!」みたいなところで終わってたんので、確かに物語としてはこのシーズン2からが「本編」て感じなんですよ。

 

シーズン1にて、一介のセールスマンからビニ本業界に殴り込みをかけて、やがてアダルトビデオ業界の風雲児としてブイブイ言わせてたのに、アメリカで逮捕収監されてしまい、苦労するんですな。

そこから釈放されて、日本に戻り、出会うのが後の黒木香なのですが、この二人がアンダーグラウンドな世界から、日本のエンタテインメントの表舞台に飛び出すことにより、運命の輪が回り始めるのですが…というお話だったんですが。

 

この村西監督と黒木香、この二人の関係はいかなるものなのか。

ビジネスの成功を夢見て新たな野望に燃える村西とその創造物である黒木。

この二人の運命はいかに??というのを主軸にシーズン2は展開してゆきます。

 

一応、リアルタイムでなんとなくの栄枯盛衰の事情は知ってましたが…どこまでが史実に沿っているのかはよくわかりませんが、「概ね合ってるんだろうな」と思わせる内容でして。なるほどねえ…が正直な感想でした。

 

すごく興味深かったのは、二人でAVというものを表の社会の成功に結びつけて、ある種「革命」とも言えるようなことをなし遂げた、「夫婦というより戦友」のようだった村西、黒木のコンビに影を落とすのがまさに「運命の女」(現村西夫人)の存在であったというのが興味深かったです。

 

「そういう仕事してても妻にする女はなんだ」というのが新たな発見でした。