山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「犬鳴村」

と、言うわけで。

弐号機に「行こうよー見たいよー」とねだられて、見てきました清水崇監督のホラー映画最新作「犬鳴村」(゚∀゚)

 

実在する「犬鳴峠トンネル」周辺でまことしやかに囁かれる都市伝説的の数々を映画化したような内容ですよ。

冒頭8分間だけがYouTubeでも公開されてて、弐号機と一緒に寝る前に見たら不気味でおどろおどろしくて、「やだ!こんな映画見ちゃったらトイレにいけなくなる!」とか言ってたのですが。

 

…まあ、娘に甘い親なので、見に行きますよね(;^ω^)

 

はい、シネコンに出かけて見てきましたともー。

お客さんの入りもよくて、なんせ地元の話(犬鳴峠は福岡市の東側にある)なので、中高校生がギャーギャー大騒ぎしながら楽しそうに見てましたよ。

 

実はワシも40年くらい前に犬鳴峠旧道のトンネル(つまりここが心霊スポットとして有名)に出かけたことがありまして。

その時、不思議なことがあったんですよね。

いや、なんてこたあない。

乗せてもらってた大学の同級生の軽乗用車のガソリンの残量を示すメーターが、犬鳴峠に近づくと、それまではそんな事はなかったのに、何故か急にレッドゾーン近くを指して始めてて。

「え?なんで??」とか言ってたのですが。

山を降りてきたら、なんてこたあない、メーターも普通に戻ってきて、ガソリンの残量も半分くらいはあった記憶です。

「不思議だねえ、なんで犬鳴峠に近づくとメーターがレッドゾーン近くを示して、平地に戻ると普通に戻るんだろうねえ」と彼女と言い合ったりしたものです(後にわかったことには=それは、ガソリンタンク内の「浮き」が坂を登って斜めになることでガソリンが実際より少なく示される減少だったらしいとかなんとか)

 

まあ、そんなこんなで、ワシは本物の犬鳴峠(旧道トンネル)に入った事があるんですな。

そりゃあもう評判に違わず、おどろおどろしい雰囲気と、鼻をつままれてもわからないくらいの「真の暗闇」でして。

その印象ははっきりと覚えております。

 

映画中にも、この地方の某村の入口に立ってたという、「この先、日本国憲法は適用されず」という注意書きの看板はちゃんと出てくるし。

なんか怪しげな生業の汚いなりをした村人がわらわらいるし。

…な部分は都市伝説通りだったんですけどねー。他がねー。

脚本がねー、どーいうつもりなんだか。

悪魔の飽食」と「成田闘争」と阿蘇の山奥のダムの反対運動の伝説とが魔合体したみたいな話になっててですね…もう時々、「プスッ」と軽く吹き出して笑ってしまうシーンがちょくちょくあって…

 

ホラーと言うかSFでした。

恐怖の対象である肝心の「犬」が…カワイインデスヨ(小声)

もっふもふのシェパードがいびきかいて寝ているの(´∀`*)ホッコリ…

 

肝心のクライマックスも「犬の暗黒舞踏」(これは見てのお楽しみ!)だしなあ。

怖いかどうかっていうより「笑える映画」ではありました。

 

「なーんかこれに似た話でもっと面白い映画があったよなあ」と思ってたら、弐号機が思い出してくれました↓

「エクスクロス 魔境伝説」https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%9D%E3%81%AE%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%81%AFXX%E3%81%A7

 

小沢真珠がロリータ姿で大鋏を振り回し、鈴木アミーゴ(亜美)とガチで戦いまくる謎映画です(ホラーアクション)

面白いよ!深作健太深作欣二息子)監督の最高傑作です(^o^)