山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

巨大杉と紅葉とパフェと温泉と 1

地図アプリを見てて気が付きました。

「東脊振トンネルを使えば、吉野ケ里まですぐ行けるんじゃね??」と。

東脊振トンネル|有料道路|佐賀県道路公社

これによると、福岡市早良区の椎原地区をそのまま登っていけばこのトンネルに至って。

トンネルを抜ければ佐賀平野に出るんですよ。

 

「それって画期的に近くないか!?佐賀県にこんなに近く行ける方法があったの?」

と思いまして。

「では行ってみましょう」ということで、たまたま休みが重なったオットと弐号機と連れ立って親子三人で久しぶりに福岡市早良区の椎原地区を目指しました。

 

この椎原地区、チョットした渓谷もありまして(室見川上流)水が綺麗で。空気も水も冷たくて清くて、なかなかに山奥感が楽しめる場所でして。昔は夏にはボイスを連れて一家で川遊びに出かけてたんですよ。

「ふーん、この奥には行ったことないねえ」と言いつつ、椎原の更に奥地、離合出来ない山の中の狭路を右へ左へと30個ほどのカーブを回りますと、一転開けた場所に出まして、見ると佐賀県との県境を示す標識が出てきまして、しかも道が超きれい&超広い!!(今まで秘境中の秘境を通ってきたのでその落差に驚いてしまう)

 

と、そのきれいな広い道を快適に走ってたら、ダム湖が見えてきまして、その直後、ものすごく異様な巨大なものが道端にドドーーンとありまして、「うわーー、なんだこりゃー」と思わず車を止めて見学しました↓

※弐号機が見上げて「なんじゃこりゃー!!」と仁王立ちで叫んでます(身長170cmの弐号機とこの巨大杉の大きさを比較してみてね)

これは「小川内の杉」というものらしいです。

 

www.nihon-kankou.or.jp

全然知らなかったんですが、このダム(五ケ山ダム)を作る時にダム湖に沈んでしまう神社にあった杉を掘って(掘って!?)この鉄骨の檻に閉じ込めて(逃げないように!?)このダム湖の上まで、落差43mの崖を越えて運んで移植したもののようです↓

小川内地区には「稚児落としの滝」とかいうホラースポットもあったようですが…それも今はダム湖の底なようですね…

「これを移植するってものすごい一大プロジェクトなんだけど、その様子ってどこかで見られないのかしら」と家族で言い合ってたのですが…

帰宅後、ネット上でその杉の木を移植している様子の写真を見つけることが出来ました。

それがこちら↓

ほぼ、ロケット本体をロケット発射台に設置するためのやり方に似ている気がします…

そしてYouTubeにも動画がアップされておりました↓

こんなものすごいものがこんな身近にあったとは全く知らなかったので、とても驚きましたよ。

※この項続く…!!(またかよ)