と、言うわけで。
昨日から大野城のイオンシネマズで映画「王様になれ」が公開されましたので。
「劇場で公開しているうちにもう一回くらい見ておきたいな」って事で、朝から一人、愛車に打ちまたがって(またがってはないか)山越えで大野城を目指しました。
「…大野城って初号機が幼稚園に上る前に行ったことがあるっきりだな」
と思いつつ、グーグルマップの音声ガイドで山の中を右往左往w
そしたらですね、山の中のダム湖周辺が見事に紅葉してまして、「お!眼福眼福」と喜んでしまいました。
トンネル手前の大銀杏も湖の周りのもみじも道路沿いのイタヤカエデも。
すべてが色鮮やかでした。
まあ、そんな風にしながら。
初めて走る道を走ってヘ(゚∀゚ヘ)アヒャ大野城に到着。
「移動距離の割には運転してて楽しくないし、なにより周囲に何もないのが大野城の欠点だな」
と思いつつ、大野城イオンにログイン。
丁度、見たかったもう一本の映画「すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」が始まるところだったので、すぐに劇場に入りました。
イオンシネマズ、何が良いって、55歳以上のお客様は1100円で映画が見られるんですよw
他の劇場はすべて、「映画の日」だって1200円に値上がりしたのに!
「すみっコぐらし~」は。
まあ、なんとも愛らしい映画で、「日本人にしか作れない日本映画」でした。
命のないものに命を吹き込み、それを愛おしく思い、大切にする。
そんな映画です。
美術が見事で、日本風なシーンには墨絵、ヨーロッパ風のシーンには東欧風の色使いと形が使われてて背景や繊細な色使いが良かった。劇伴も抑制が効いてて良かった。
別に大泣きはしませんでしたが、じんわりと泣けて、温かい心持ちになりました。
大きな劇場で公開されてたんですけどね。お客さんは「すみっこぐらしファン」と思しき中年女性が6人だけ…でした。
そしてお昼を挟んで「王様になれ」にログイン。
狭い劇場で観客は8人(^ρ^)
ちゃんとグッズも売店で売っているし、佐賀福岡のバスターズ、ちゃんと来いよ!と思いつつ(;^ω^)鑑賞。
やはりこれは何度見ても思うのですが、なんとも不思議な映画でねえ…
派手な事件やアクション、出来事があるわけでなく。
ただ、自分の人生と戦う人達が出てくる。
真面目に自分の人生と向き合って、日々、格闘している男女が出てくる。
それに向けられる監督の、作りての視線は優しく、どこか暖かい。
彼らのバックボーンになっているのが、ピロウズというロックバンドで、別に彼らがそのファンに向かって具体的に何かをやるわけではない。
救いや施しを与えるわけではない。
ただ、ステージの上で音を鳴らして音楽を演奏している。
それを受け取るバスターズの日々の人生への戦い方を切り取って見せてくれる映画です。
それが何故か、自分の人生ともシンクロしているようで。
「そうだよ、いつだってピロウズの音楽に救われて、生きる勇気をもらってたよ」と思う映画です。
大泣きはしないけど、じんわりと何度も泣ける。そんな映画です。
※映画を見終わった後、「弐号機へのお土産にガチャでも回すか」と一回300円の腕時計ガチャを回したら、同じもの(とかげちゃん)が2つ出ました。
弐号機とお揃いで身につけます(ワシが)