山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

映画秘宝の思い出

今月、最新号にて休刊する映画雑誌「映画秘宝」(洋泉社

実はワシは創刊当時、とても熱心な読者でして。

1990年代から毎号欠かさず購入しておりました。

 

映画秘宝と言えば、「ボンクラ映画」「首チョンパ」「切り株」などなど、新しいタグと言うかw造語を生み出して、「あ、そうそう ワシが言いたいのはこんなこと」と目から鱗が落ちる気がしたものざます。

 

それまでは気取って(プ)Cutとか読んでたのにw

そもそもワシが「ウェインズワールド」(1992年アメリカ映画)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89

の大ファンで、レーザーディスク(死せるメディア)も持っているほど。

キディランドで1万2千円もするウェインとガースのフィギュアを買おうとしたほどのファンであったのですから、「ボンクラ映画」がそもそも大好きなんですな。

※その後大ヒットした映画「ボヘミアン・ラプソディ」には「ウェインズワールド」の主演マイク・マイヤーズがレコード会社の重役役で出演してて。

ボヘミアン・ラプソディ」の再評価のきっかけを作ったのがマイク・マイヤーズ自身(中の人)であるにも関わらず、クィーンのメンバーに向かって「こんな長い曲がラジオでかかるものか馬鹿め」みたいにセリフで罵るシーンが出てくるので、「ウェインズワールド」ファンには思わずニコニコになること請け合いです。

 

なかなかそのワシのB級映画好きの気持ちにフィットする映画雑誌がなくて、右往左往してた時に登場した「映画秘宝

嬉しかったですねえ。

「やっと自分にフィットする映画雑誌が出てきた!」と喜びました。

おそらく2000年代半ばくらいまでは毎号買ってたと思うんですよ。

でもだんだん内容が薄くなってきた気がして。

創刊号からあった映画秘宝は全部ブックオフに売りまして。

2010年代前後からは面白そうな特集の時と、年始の「ベスト100 トホホ100」特集号くらいしか買わなくなったのですね。

 

一番の買わないきっかけになったのは…

やはり町山さんと意見が合わなくなったのが一番かな(;^ω^)

彼が福岡在住だった頃は、「すごーいこんな人が福岡に住んでいるなんて」と誇らしい気持ちすらしてたのに、彼が渡米してから??

なんか全然意見が合わなくなって、最近じゃまるっきり彼に対する評価は変わりましたね。

 

つい最近、アメリカの映画雑誌が選定した「今世紀最高の映画100選」というのがありまして↓

ロード・オブ・ザ・リング』を抑え「今世紀最高」の映画で1位になった作品は…

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200121-00000134-dal-ent

 

思わずここでワシが快哉を叫ぶわけですよ。

アカデミー賞ですら「作品賞」も「監督賞」もやりきらんかった作品が第一位に!!

ワシが心から愛し、何度も「あの砂漠に戻りたい」と劇場で6回見た映画が第一位!

ちなみに、この選び方(センス)は映画秘宝に似てると感じました。