山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「わたしは、ダニエル・ブレイク」「愛、アムール」

お休みの日はGYAOで映画を見ます。

見たのは2作品↓

わたしは、ダニエル・ブレイク

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%8F%E3%81%9F%E3%81%97%E3%81%AF%E3%80%81%E3%83%80%E3%83%8B%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%82%AF

愛、アムールhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%9B%E3%80%81%E3%82%A2%E3%83%A0%E3%83%BC%E3%83%AB

 

わたしは、ダニエル・ブレイク」はケン・ローチ作品。

イギリスの労働者階級以下の生活をこの人の作品でいつも教えてもらっております(;^ω^)

 

愛、アムール」は世紀の胸糞映画の巨匠ミヒャエル・ハネケ監督作品です。

では色々感じたこと覚え書きしておきます。

 

・「わたしは、ダニエル・ブレイク

元大工さんで心臓発作で仕事ができなくなったダニエルおじさんが休職手当だか失業保険だかをもらうために書類の申請にインターネットでの申請に孤軍奮闘するうちに、子供二人連れたホームレスの若いシングルマザーと出会い、交流することで物語が動き始めます。

「これならまだ日本の方が貧しい人への手当が厚いかも」「生きる手立てもイギリスよりは日本の方が選択肢が多そう」と思いつつ見ておりました。

これは明日をもしれぬ、あなたのわたしへの物語であるとも感じましたが。

ここで、重要なのは、ダニエルおじさんは心優しいイギリスの労働者階級の人なんだけど、亡くした妻は精神を病んでいたらしいこと、その孤独な生活の中で実はおじさんは壊れ始めてたのではないか?(心も体も)とも感じました。

「いや、そんな事にこだわってないで、どうせ後は死ぬだけなんだから心臓が止まって死ぬまで働けばいいやろ」と思いつつ見てましたが…

どうも左翼的な考えの人って、言っちゃ悪いけど、「あなたまかせ」の「あなたがしてくれるでしょ」的なところがあるんだよなあ…

どうせ後は死ぬだけと思ったら、人間、他にやれることがある気がしました(ひどい感想wケン・ローチに怒られそう)

 

・「愛、アムール

パリに住むピアニストのご夫婦の奥様が、脳梗塞?の発作が出てちょっと様子がおかしくなった_と思ったら倒れてしまい、手術して命は助かったもののねたきりになってしまい、過酷な_パリという大都会のアパルトマンに住んでいるのに_まるで孤島で二人っきりでサバイバルしていくような生活が始まります。

別居している娘は当てにならないし、家に来てもらってるヘルパーさんは妻を乱暴に扱ってまるで虐待しているみたいだし、でも妻の状態は日に日に悪くなっていってついに子供帰りしてしまいます。

 

夫は妻に言われた「私を病院に返さないで」との言いつけを守るのですが、そのせいで、もうどうにもならなくなり妻に暴力をふるってしまいます。

それでも世間からは「寝たきりの奥様に献身的に尽くされている素敵なご主人」と見られてて、もう逃げ場はありません。

 

とまあ、この映画も「他にやれることがあるやろ」の連続で(;^ω^)

まあ…人間、プライドが邪魔をするってことが往々にしてあるのかもしれませんね。

ワシだったら、とっとと役場や周囲に助けを求めて「お家に帰るわよ」とか嘘ついて入院させますもんね(鬼)

 

まあ、この映画でハネケ監督が描きたかったのは「(かつては愛し合った)男女の道行き」なんでしょうけどね。

そのせいか?終わり方も詩的でとても美しいです(実際は臭いんだろうけど)

 

若い頃ならこの映画↑二本が二本とも、見てワシは怒髪天になってたと思うんですよ。

ところがこの年になって見てしまうと、「こんな終わり方もいいやん」とか思えるんですね。

現実じゃない映画だからこそのロマンチックな気がしました。