山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ここは桃源郷かしら

弐号機ちゃんは人生最後の春休みの真っ最中です。
「何処か出かけようよー」とうるさいので、「じゃあ出かけますか」と重い腰を持ち上げました。
あまり深くも考えずに、とりあえず、佐賀の山奥へ向かいますと。
初号機が赤ちゃんの頃に出かけた温泉施設がその後立派になって、どうやら人気観光ポイントになっているらしいので、ちょいとログインしてみました。

山の中の渓谷沿いに川魚やサワガニの専門料理店が立ち並ぶ中、高台の上に温泉施設が立ってます。
ここがちょっと変わったシステムになってましてまずは「入館料」510円を払います。
そうしましたら一日中、温泉入り放題w
無料休憩室とかウッドデッキとか仮眠スペースとかふんだんにありまして、休憩しながら一日中温泉が楽しめるようになってます。

温泉もヌルヌルとしたお湯が気持ちのいい天然温泉で、ジェットバス、蒸気サウナ、露天風呂、寝風呂などなどありまして、思いの外楽しんじゃいました。
露天風呂の脇に桜の木が立ってて、風が吹くと桜の花びらが風に乗ってふわふわとお湯に降ってきます。
水面に浮かんだ桜の花びらは露天風呂の底に黒く丸い影を落とし、その丸い花びらの影はよく見ると光り輝く細い光の輪に縁取られてて、その光の輪はよく見るとオレンジからブルーへの虹色のグラデーションになって輝いてました。
「生まれて初めて見たわ!」と喜ぶワシと弐号機。
露天風呂の周囲はよく見ると季節の花が咲く植木に囲まれてて、全シーズン楽しめそうです。


お風呂から上がって休憩室で和んでいると、周りの風景がまるで「日本昔ばなし」みたいな見た目であることに気が付きました。
山奥だけど人がちゃんと住んでて、桜もたくさん植えられてます。
来る道すがらも桜並木や桜吹雪をたくさん見ました。


「お腹が空いた」という弐号機のリクエストにより、施設内の売店でなにげに買った310円のお弁当と佐賀県名物「お茶イダー(お茶のサイダー)」
これがめちゃくちゃ美味しくてビックリ。
有名な川魚料理店が立ち並ぶ界隈だけあって、食べ物のレベルがめちゃくちゃ高いようです。
特に山菜類が美味しかった!


まるで罰ゲームのように着飾らされているイノシシの剥製(ロビーに置かれている)
子供が怖がってギャン泣きしてましたw
ゆっくりお風呂に入ったら疲れたみたいで、弐号機ちゃんは仮眠スペースで全然知らない地元のおじいさんと枕並べて横になってました。


帰り道はきれいな砂浜に立ち寄ってわかめ取りにはげむ地元住民を見学して帰宅。


※今朝の桜の巨木の様子。リビングのソファーに座ったままで花見が出来てます。