山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

アイドルのコンサートを記録するということ

あー。そうそう。
「このためにWOWOWと契約した(一ヶ月限定だけど)」と言っても過言ではないベビメタちゃんの去年12月に広島はグリーンアリーナで行われたコンサートの模様、見たんですけどね。
なんか微妙な気分になっちゃいましたね。
もちろん、全然悪くはないんですけど。

いわゆる「アイドルもの」として多分、今、現在最高峰のサイドMを生で見ちゃったからなあ…
ベビメタちゃんの振り付けや演出はすごくいいのに、撮影が「ほぼド素人以下」という仕事っぷりに嫌気が差しちゃうんですよ…

「せめてプロを雇ってよ…」と遠い目になりながら見てしまいます。
プロデューサーにとっては「お金をしっかりと落としてくれて、作品に文句も言わずにちゃんとお代を払ってくれる人の方にしか向いて仕事はしてないよ」ってことなんでしょうけどね…

せっかくの演出や振り付けが生きない&そもそも何をやっているのかすらよく把握できない稚拙なスイッチングなどなどの撮影の下手くそっぷりってどーなのよ!?と思ってしまいます。
基本的に記録しようとするその目線に愛情がないと言うか…
素晴らしいパフォーマンスが繰り広げられているのに、その全容がさっぱりわからないんですよ、撮影が下手過ぎて!!

それを、この大掛かりな記念すべきコンサートの記録に於いては、強烈に感じてしまうのですよ、ベビメタちゃんに関しては。
満足したかったら、海外公演でのファンのカメラに期待って事になっちゃいますね。海外のファンの方がよほど熱心に愛情込めて、ベビメタちゃんたちの一挙手一投足をきちんとカメラに捉えてくれてますもの。
あとRedditで記事を追いながら、Periscopeの生中継を見てれば、ソレで十分。現場の熱量や様子がよくわかって一番いいって事になっちゃうんですよね。
下手くそカメラのフラストレーションがない分、ストレスは減ります。
(しかし、2万円もするBlu-rayをファンクラブ限定_正しくはファンクラブではないけど_会員限定で売る商売ってどーなんでしょうな あまりにも内向きと言うか 「下手くそなカメラでお前ら十分なんだろ?」と舐められている気すらしてきますが…)

BABYMETALって実はとても優秀なライブバンドで。
余分な演出がなくても、お客さんがいて、そこにいつものように必死でパフォーマンスする神バンドの人達とベビメタちゃんの3人がいたら、それでもう素晴らしい音楽の時間が堪能できるんですよ。

なのに、こういう大掛かりなライブになるとあえてその輝きを消し去るようなカメラワークが余計な仕事をしてくれるのでついついワシの中での評価が下がっちゃうんですよね…
それは、とても寂しいことです。

さ。お口直しにサイドMのライブBlu-rayでも見ますか…