山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「悪魔の陽の下に」

本当に久しぶりに一日中、家から出ないで良い完全に「お休み」な日が来たので、のんびりとGyaOの無料映画でも見始めました。
「んー、どれにしようかな」って事で、カンヌ映画祭パルムドールを受賞した映画「悪魔の陽の下に」、
君に決めたーー!m9(^Д^)

確か、受賞した当時、話題になったんですよね。
今や「カンヌ映画祭」「パルムドール」と言えばこのイメージですが↓

フジファブリック 『カンヌの休日 feat. 山田孝之』(『山田孝之のカンヌ映画祭』OPテーマ)


※テレ東でオンエアー中のドキュメンタリー?ドラマ?「山田孝之のカンヌ映画祭」のテーマソングです↑
この偽ドキュメンタリー?「山田孝之のカンヌ映画祭」は「パルムドール」(カンヌ映画祭の最高賞)が欲しくてたまらない山田孝之が、知り合いの監督を騙して?主演女優の芦田愛菜ちゃんをかどわかして??孤軍奮闘してなんとか映画を撮ろうとするのですが、本人のクズっぷりが際立ちすぎて、各方面から本気でど正論で説教されたりする内容です(面白い)

ま。ソコまでして欲しくてたまらない「パルムドール
その受賞作は…正直当たり外れが有りますw
さー、この「悪魔の陽の下に」はどんなんかなー(´ω`)

お話はこんな感じです↓

フランスの田舎町の教会で聖体拝領の儀式を受けている美少女が居ます。
その彼女にパンを授けている司祭がジェラール・ドパルデュー
「工エエェェ(´д`)ェェエエ工 ジェラール・ドパルデューが司祭ってええええ」と思いましたが、我慢して見続けます。
すると場面が切り替わって、この美少女が実はトンデモナイビッチだと明らかにされます。
金持ちの中年男二人とそれぞれに関係があって妊娠中、しかもソレをネタにそれぞれを恐喝するのです。
それぞれの金持ちおじさんから拒否られて、進退窮まった美少女は片方のおじさんを射殺してしまいます。

その頃、ダメ司祭のドパルデューはダメダメくんな自分の肉体に喝を入れるため、鎖のムチで自分の体をしばき倒しております。
その様子を哀れに思った上司の司祭が、「別の土地で司祭をやってみたら」と勧めます。
ドパルデュー司祭は元気に徒歩で田舎の教会を目指して歩きますが、なんと途中でアヤシイ男(自称馬商人なんだが、こんな夜に田舎道で話しかけてくるとか尋常じゃない)に出会ってしまいます。

この男こそ実は悪魔で。悪魔は司祭を誘惑し、それに失敗すると司祭に「人の心が読める能力」を授けて去ります。
結局、ダメ司祭は目的の教会には辿りつけず、元の教会に戻った時に美少女と再び出会い、彼女の心を読んでしまい、彼女が殺人に手を染めたこと、妊娠していることを知ってしまいます。
美少女は自分の秘密を知られたことに絶望して自殺。
司祭は美少女の遺体を教会の祭壇に捧げて、彼女の蘇りを神に祈るのですが、願いは聞き届けられません。

その数年後、田舎の教会で司祭をしていると、地元の少年の臨終に祈りを捧げて欲しいと依頼されます。
司祭が少年の家にたどり着くと、すでに少年は亡くなっており、少年の母親が悲嘆にくれていました。
司祭は少年の遺体を腕に抱き、空中に向かって捧げながら、「彼の命を私の命と引き換えに」と祈るとその願いは聞き届けられるのでした。


…なんて言うんでしょうね…カトリック映画??
実に意味不明のぶった斬りカットが印象的な映画でして。
何故か、ホラー風味??なんですよ。
一番近い映画は「エクソシスト」かもw(^_^;)

ベルイマンならきっと、もっと面白く撮ってくれた気がするー」と思いました(すまん)
「これでパルムドール捕れるんだったら、山田孝之だって貰えそうだな」とも思いました。

悪魔の陽の下に」ってどーゆー意味だろうと思いましたが。
確かに神の存在は微塵も感じませんでしたが、悪魔の存在はありありと感じる映画でしたね。
ワシらは悪魔の太陽に照らされて生きている虫っけらなのかもしれません(なんてそれらしい言い訳で日記を締めくくるぞ)

映画本編はコチラでご覧いただけます(無料)↓
「悪魔の陽の下に」