山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

食べ物屋さんを始めた経緯を伺う

と、言うわけで。ワシは久しぶりにここで「食べたものすべてが極上に美味しかった」という経験をしたのでした。本当に久しぶりの体験で感動よー(´д⊂)
「いつまでもこのお店、ここにあって欲しいなあ」と思いつつ、帰りがてら、併設のギャラリーを見学して帰ることにしました。

ギャラリーはショップもかねてて、古道具やら骨董品、地元作家のクラフト品なんかが一緒に並べられております。
お値段はどれもお手頃価格。
「あら、どれもいいわね」なんて友人と言い合いながら見ておりますと。
オーナー兼執事のおじい様が登場。
この古民家のカフェ兼ギャラリーを始めるに至った経緯を伺うことになりました。

そもそもはこのオーナー兼執事のおじい様。
友人宅の近所に家を買って引っ越して来られたのですが、たまたまこの古民家の前を通りかかったら、「売地」という立て札が立っていたのだそうです。
で、書いてあった電話番号に電話して聞くと、「古屋付きの値段」と言われ。
「家は取り壊さなきゃいけないからそれにはお金もかかるし」って事で安いお値段で売りに出てたのだそうです。

オーナー兼執事さん、すぐに「欲しいな」と思って買ったのですが、古民家を取り壊すのが忍びなくて、建物はそのままに。中を改装しながら「貸しギャラリー」を始めたのだそうです。
ところが全然お客様が来ないw(国道から一本入った海に近い田んぼに囲まれた川が見えるなかなかいい場所なんですが)

「困ったな」と思ってたら友人たちから「食べ物屋を始めなきゃ」と言われて。「そうかな?」と思ったたところに、美味しいお餅屋さんとの出会いがあり、その美味しさに開眼し、この「餅カフェ」をお始めになったのだそうです。
でも確かにこのお餅、今まで食べたどこの餅とも違います。とても粘ってとても美味しい。

友人は人に頼まれて、障害をもつお子さんの家庭教師をしているのですが、その仕事に使えそうな「働く車のかるた」を購入(500円)
「何故かこのショップではかるたが人気商品なのですよ」とオーナー兼執事さんが笑っておっしゃいました。

「どれも美味しかったです。また来ますね」とご挨拶してお店を後にしました。