山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

お花の風車を作り続けるおばあさん

少し前に「くもじい」こと「空から日本を見てみよう」を見てたら。
水巻町で一人、ペットボトル風車を作っている一人暮らしの93歳のおばあさんが登場なさいました。
グーグルで調べたら、ちゃんとマップで紹介もされてましたw↓



このおばあちゃん、せっせと一人で毎日お花の形をした風車を作って近所の神社に奉納なさっているのですが。悩みは「綺麗な中間色のペンキを近所のお店では売ってない」って事でした。
「もっと綺麗なお花にしたいのに」とおっしゃるんですね。

そこでくもじいの背中に乗って、埋立地にある巨大ホームセンターに出かけて行って、色々綺麗なパステルカラーのペンキをまとめ買いする_というのをやってたんですね。

このおばあちゃんがとても魅力的な方でとても印象に残りました。

とか言ってたら。
昨日から始まった福岡ローカルの番組にそのおばあちゃんが登場w(°O°)w
彼女の一代記を語っておられて。あまりにもその予想外の展開に驚きました。

おばあちゃん、ご主人が「家に生活費を入れないタイプの男」で散々苦労させられて。
やっとお姑さんとご主人を長年に渡る介護の末に見送った方で。

「一人でお暮らしになってて寂しいでしょう?」というインタビュアーに向かって。
「なーんが寂しいもんですか。もう誰にも邪魔も苦労もされずに一人で好きなように楽しく暮らして。人生、今が一番楽しい!!」と言い放ってて思わず爆笑。

テレビで取り上げられたせいで?全国から「お花の風車を分けて欲しい」というお便りが届き、おばあちゃん、親切にも送ってあげたらしいのですけど。
なんと、送料すら払わずにお礼の一言も無いひとが多いそうです。
おばあちゃん、「巻紙の達筆の依頼の手紙を書いてくるくせに送料さえ払わないとはなっとらん!許せん!!巻紙の手紙なんかいらんから送料払え!!」とめちゃめちゃにDisるw(ワシも怒り笑い)

おばあちゃんが若いころ働いてた商社のオーナーである「伝説の相場師」の人との交流のお話も素敵でした。
基本、いつもとてもバイタリティにあふれてて魅力的な人。
(伝説の相場師がこのおばあちゃんをとても気に入って、ものすごくかわいがったというのもうなずける話でした)

風車を作り始めた時も、「うまく風を受けて風車が回らない。何故だ!?」と悩み、目の前に扇風機を置いて、風を受ける羽の角度の研究をしたとか。
「だから私の先生は扇風機なの」とおばあちゃんw

人生の達人はそこかしこにおられますなあ…