山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

BABYMETAL

たまたまテレビで見かけて、すっかり成長した彼女たちの姿に「頼もしさ」すら感じるようになり、「ベビメタちゃん、いいなー。今度、ブルーレイでも買うたろ」と思っていた初老ロックBBAのワシ。
結婚して子どももいる長女が「はい、母の日のプレゼントよ」とこのデロリアンAmazonさんで購入してワシにプレゼントしてくれました。

BABYMETAL(通常盤) CD

「ええー、いいのにー。かーちゃんは自分で買うよおえっへっへ。ありがとうね」と言いつつありがたくいただきました。
そして通勤の車の中にプレゼントされたデロリアンをインサート☆

ドゴドゴドッドゴドゴドッ、ドゴドゴドッドゴドゴドッ、ドゴドゴドッドゴドゴドッ、ドゴドゴドッドゴドゴドッ
「ああ、この曲知っている。YouTubeのファンカムで見たわ」
ベビメタちゃんのお祭りが「始まるよー」と合図する曲ですね。コレでエンジンを温めてメタルのお祭りが始まります。

続いて和風メタル
すごいな聞いていると脳内でベビメタちゃんが踊っているわ。
このメタルとポップと日本と乙女が同居した世界観。ほぼ発明品。

有名曲「チョコくれよ」から普通の?歳相応の?アイドルソングへと続き、すぅちゃんの圧倒的な歌唱力で清潔にまっすぐに歌われる「紅月」でX-JAPANの世界観にひたり(^_^;)
小学生パワー全開の楽曲、「女は小学生の時から魔性よ」な曲へと続き。
ついに問題作「4の歌」が降臨します。

ワシはコレこそ、BABYMETALの本質であると感じます。
子供っぽくて愛らしくて意味がありそうでなさそうで。でもひたすらにHAPPY☆
そしてとんでもない破壊力。
その破壊力はこのアルバム後半まで爆走します。

「マジ☆あげぽよー」からのメタルの様式美へと。
暗黒の世界の後は、まさに「バンギャの本懐」18切符片手にライブ連戦する15の夜を歌い、
最終曲はディープ・パープルの「ハイウェイスター」にリスペクトしたハイトーンシャウトから曲入りする「IDZ」で締めくくります。

このアルバムでは「どの程度前三人と後ろの神バンドの親和性ってあるんだろうか?」と不思議に思っていたのですが。
近年の海外ツアーでの様子を見る限り、彼女たちは見事に「ロックバンドそのもの」でありますよ。
参った。おばちゃん、白旗を揚げます。