山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

武侠映画が好きです

最近、また、武侠映画を見たくなって。
立て続けに二本見ました、お題はコチラ↓

「西遊記〜はじまりのはじまり」(2013年 チャウ・シンチー監督)

「モンキー・マジック 孫悟空誕生」 (2014年 ソイ・チェン監督)

まー、なんでしょうねこの残念な感じ(´ω`)

チャウ・シンチー、あんなに大好きで、DVDも持っている。
シンチーのネタも散々モノマネしてワシの血肉になっている。
なのに、「ミラクル7号」ですごく落胆してしまい…

「ああ、もうワシがあんなに愛したチャウ・シンチーはもう居ないのだ」と涙を流したあのチャウ・シンチーですよ。
「すっかり中共の犬になっちゃって…」ととてもさびしい気持ちになっちゃったんですよ。
でも、香港に残り、映画を作り続けるってことはこういう事なんですよね…(´・ω・`)

「そもそもチャウ・シンチー孫悟空もの既にやってんじゃん!」
コレですわ↓
「チャイニーズ・オデッセイ」

ウォン・カーウァイ出世作「楽園の瑕(きず)」のアナザーストーリーとしても楽しめる(のか?)
香港の若手俳優たちが楽しげにキャッキャとおふざけしながらお馬鹿喜劇を演じるっていうものなんですが。
楽園の瑕」を見て、「チャイニーズ・オデッセイ」を見ると味わいが深いですねw

「このはじまりのはじまり」では、孫悟空が天竺に旅に出る前の前日譚が語られます。
ワシが結構好きな台湾の女優スー・チー(綺麗な大久保さん)が出ているので見たんですけどね。

まあ主な感想は、「中国にはアンディ・サーキスもいるんだね」ってのと、「スー・チー、年をとっても可愛いね」が主な感想で。
あと、主演の俳優が二枚目でしたな。
中国人が何故中国人なのかちょっと理解できる気もしたりして…

そしてこなた「モンキー・マジック」はどうだったかっちゅーと、「ああ、中国人は神話がほしいんだな」を強く感じましたね。
ドニー・イェンチョウ・ユンファの無駄遣い(´д⊂)
せっかくのアクションがCGで打ち消されている気がして残念無念。

でもドニー・イェンの思わぬ演技能力の高さに舌を巻きました(今更)

今まで「神話がほしい国」ってその代表格がアメリカだった気がするんですけど。
確かに文革以降、中国は自国の文化を否定して葬り去ったとも言えるわけで。
改めて、自分たちの国の心の拠り所が(今更)欲しいんだろうな_を強く感じました。