山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

2番目の娘は母の前でだけ泣く

そういえば、この日記をもともと「さるさる日記」で始めたのは。
先代猫のブリちゃんが半年間の闘病生活の末にワシの腕の中で息を引き取って。
当時、今の赤ん坊Pと同じくらいの年齢(1歳8ヶ月)だった弐号機が、ブリちゃんの入ってたケージを指さしながら、
「にゃんにゃんーいないいないー」とべそをかいてて。
クルちゃんをもらってくる直前の頃から始まっているんですよね。

かかりつけの獣医さん(未だにこのブログに出てきますが)の自宅前にクロネコヤマトの宅急便の空き箱に入れられて置き去りにされてた黒猫三兄弟。
そのうちの一匹がクルちゃんです。

ブリちゃんを見送った後の我が家に熱狂的に迎えられて(^_^;)
弐号機ちゃんはそれはそれは喜んで。
早速、テレビの自然ドキュメンタリーで学んだやり方で、口に子猫のクルちゃんをくわえて家の中を歩きまわっておりましたよw


※先代猫ブリちゃんがまだ健康だった頃
弐号機ちゃんはブリちゃんに触りたい一心でハイハイを覚えました


そして次に大喜びしたのが、実はボイスでしたw
まだ若犬で元気いっぱいだったので、小さな遊び相手が来たのが超絶嬉しかったらしく(^_^;)
嫌がるクルが爪を立ててボイスの鼻先にぶら下がり、興奮したボイスがクルをぶら下げたまま走り回っておりましたね。

クルとボイス。
猫と犬なのに、お互いイイ相棒という感じで、よく一緒に仲良く過ごしておりました。


※散歩に出れば心配してどこまでもついてきてくれたり

本当にいい猫で、うちにはモッタイナイ猫でした。
で、気がついたんですけど、今、うちにいる猫三匹、ジュエル、よしあき、甚五郎。
みんなクルが男手一つで育てた猫じゃないですか。

偉大な育ての父のおかげで全員ポンコツですよw
でもこのメンバーで生きてゆきますよ。はい。

今回、クルが死んだことで一番心配だったのは弐号機ちゃんの事でした。
死んだことを聞かされて、無表情で暗い顔で俯いていたのですが。
ワシに話をし始めて。
「今日の夕日がすごく綺麗で。その夕日に向かって黒い大きな雲が流れて行ってて。それを見たら、ああ、クルちゃんは天国に行ったんだなと思った」
と話すうちに見る見る目から涙が溢れてきて…

もう抱きしめてあげるしか出来ないじゃないですか。

しかも弐号機ちゃん、お誕生日だったのに。
ケーキの蝋燭に火を灯して。
「さあ、お願いごとを願って」
と言うと、手を合わせて目を閉じて何かを祈ってます。

「…子猫以外のお願いにしてね」
思わず釘を刺すワシ。
うちにはポンコツの犬一匹と猫が三匹もまだいるんだよ…