山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ジュラシック・ワールド

広島バスターズのSさまに映画チケットいただきまして。
三連休の中日に見に行ってまいりました!(・∀・)お題はコレだ↓

ジュラシック・ワールド」【2015年 コリン・トレボロウ監督】

別に監督はスピルバーグじゃないはずなのにw
全編に漂うこのスピルバーグ臭はなんなのだ!←言うなし
製作総指揮なんだけど、実は監督を手足のように操ったんだろうなと思わせる感じがありありの映画でした。
(そうまるで伊丹十三制作・黒沢清監督作の映画「スウィートホーム」みたいな<著作権を巡って法廷闘争にまで発展した)

お話はあの最初の作品「ジュラシック・パーク」で血の惨劇から22年後。同じ島に、今度は新たに遺伝子操作で作ったハイブリッド恐竜を展示してテーマパークとして運営しているというものです。
人が面白いように死ぬ死ぬ。

いわゆる古式ゆかしい「パニック映画」でして、同時に「ホラー映画」として夏場の暑い時にワーキャー言いながら怖がるのにちょうどいい映画です。
しかし、問題がひとつ。

これはスピルバーグ作品の大半に言えることなんですが…
「人が死ぬシーンが爽快」なんですよ(^_^;)

「なんだこのデブ、感じ悪いな、死ね!」
「おお、死んだ」スカー
「なんだこのクソアマ、死ね!」
「ぎゃー、死んじゃった」スカー

罪がある人もない人も、ただただ殺戮されていくんですな。スピルバーグコワイ((((;゜Д゜)))
この映画に出てくるインドミナスレックスもコワイし、ヴェロキラプトルもコワイし、モササウルスもコワイけど。
一番怖いのはスピルバーグですよ、やっぱり!

映画の作り方?手法??も実にオーソドックス。
主人公や物語の進行を邪魔する?足を引っ張るものが必ず登場します。
そして、主人公や準主人公は殺戮の現場でボーと立ち尽くしても死にませんw安心して見てられます。
(その辺りがとんでもない新しい文法でアクション娯楽映画に革命を起こした「マッドマックス 怒りのデスロード」ととても対照的だなと感じます)

その部分が実にテーマパークのアトラクション的と申しましょうか。
この映画の立ち位置をよく示しているように感じました。

ワシの感想はただひとつ。
「来世はモササウルス!」
コレですよこれ(・∀・)