山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

フケツの国の人だから

先日「サラメシ」を見てたら、「夫のためにキャラ弁を作る妻」みたいな人が出てました。
「夫のために…ねえ」と思いつつぼんやり見ていたら。
なんときいっちゃんの写真をパソからプリントアウトして、それを型紙にしてカッティングマットで海苔を(!!)切り抜いていたんですね…

まあ、「海苔用専用カッティングマット」で汚くは無いんでしょうけど…
見た目がw
結構古い感じのカッティングマットで、見てて思わず、「うわ、汚い!!」と声が出ました。
その切り抜いたパーツを素手でベタベタいじくりまわしてきいっちゃんのキャラ弁が完成するんですけどね↓

ま、お上手
出来れば作っている現場を見たくなかったかもw


朝の連続テレビ小説「まれ」を見てたら…
ワシの好きな田中泯も出ているし。たおちゃんはダンスやってるみたいなので、
「おおコレは!!塩田ジジイとまれちゃんが、能登の厳しい風土の中で塩田で這いずり回りながら、魂の踊りを見つけ、それで二人で暗黒舞踏を始めて世界を目指すって話なのかな!?」
とワクワク♪└(^ω^)」L(^ω^)┘♪しながら見始めたんですけど…

なんだこれはw

これはたおちゃんの女優生命を断つために脚本家も演出家も全力で頑張っているとしか思えないドラマですなw
あまりにひどすぎて、ついつい見てます(ネタとして)

主人公の行動がまんま「コジキ」なのと、貧乏の表現が「不潔」方面に向かって遺憾なく発揮されている(野宿で歯も磨かず風呂も入らず人様の店の前で「弟子入りさせろ」の一点張りで騒ぎそのまま調理場に突入し汚い手で器具をベタベタさわり髪の毛を振り乱すフケが飛ぶ!!)ので、一応、ケーキ職人を目指す少女の話なのに、見るに耐えなくて「うわっ!汚い!!」と目を覆ってしまう事もしばしばです。

一応…ドラマとか作る人は、「普通の人」がどんな生活をして、どんな考えで生きているのかを知ったほうがいいと思います。
あまりにもドラマのベクトルが「アレ」な方向に振りきれると、ヒロインのあだ名が「大腸菌」になってしまうという_今みたいな状態になってしまうから。

テレビ等で、映画「海街Diary」が「小津作品を彷彿とさせて云々」とか言っているんですけど。
この写真を見て、「そりゃあねえべ?」とつぶやくワシ。

ん?「彼の国」が舞台の映画なのかな??小津作品に立膝食事シーンてあったっけ?

しかもなーんか登場人物がだらしない感じというか不潔ったらしい感じで_いただけませんなあ。
どうして貧乏=不潔という表現になってしまうのか。
小津作品を見たことがない人がそう言っているダケなんでしょうけど…
小津安二郎は墓から甦ってきて飛び蹴りしてもいいと思うぞ。


なんでこれだけの素材がありながら世界を目指さないのか
ケーキ屋なんかに行っている場合じゃないだろうに←