山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

立ち上がれ!絶滅危惧種洋楽ファン

NHKのオリンピック閉会式は、実況アナウンサーのやり取り(と、カットされまくりの再放送の内容)が相当評判が悪かったらしく、ネットのニュースにもなってましたねw
確かに、「オーケストラ、出てきました」「男性、出てきました」「車爆発しましたw」って見りゃわかるっつーの。
視覚障害者向けの助けにもならないヒドイ実況でしたw

面白かったのは地方民放局のアナウンサー「たばっち」(田端龍之介=人気ローカル音楽番組「チャートバスターズR」のMC)がツイッターTHE WHOが出てきた途端、大喜びしてたことでした。
(しかも、閉会式の行われた夜に放送されたラジオ版の「チャートバスターズR」では「閉会式で消化不良だった皆様のために!」と言いつつTHE WHOの「マイ・ジェネレーション」を流してましたw)
NHKのアナウンサーよりよほど使える男、たばっちw」思わずほほえんじゃいました。

多分、普通にTVを見ている人にとっては「キンクス?知らん」「モンティ・パイソン?なにそれ??」みたいなもので、大した価値はないのかもしれないけど…
でもくだらないことを喋り倒して(画面を見てればわかるのに)時間を無駄にして、アナウンサー自らが画面のジャマをするのはやはりとてもマズかったですね。

かつての威光は衰えたとはいえ、でもやっぱりイギリスは音楽と演劇、お笑いの花咲く文化の国なので、この閉会式の実況に関しても、もう少しこれらに対するリスペクトとかせめて多少なりとも知識のあるアナウンサーであってほしかったですね(´・ω・`)
実況板もツイッターも大荒れで…ソレはソレで面白かったですけどね。
日本のブリティッシュ・ロックファンの多さ。
イギリスの文化を愛する日本人がこんなにたくさんいるんだってことに改めて感動しましたよ。

昔は日本の音楽事情があまりよろしくなかったこともあって(苦笑)
「若者は洋楽を聴く」という文化があったんですね。
主に「アメリカン・ロック派」「ブリティッシュ(イギリス)・ロック派」に分かれてまして。
しかもアメリカ派は更に、「ウェストコースト派」「イーストコースト派」「南部派」にわかれているというw

そんな中でも洋楽を流す番組は限られていたので、英米ともにヒット曲のことはお互いよく知ってたし、好みではない音楽に対してもちゃんと理解があった気がします。

今は昔ほど「洋楽ファン」というのも見かけなくなった気がして。
(でもフジロックとか見ると「まだいるじゃん」とかとも思うw)
若者が特に聞いてない気がしてたのですが。
ツイッターや実況を見ている限りでは、数は少なくても(もともと多数ではないんだけどw)ちゃんとした「音楽ファン」が日本にもちゃんといることがわかって良かったですね(^_^;)
少なくともNHKの◯◯アナよりは音楽的な知識もセンスもある気がします。