山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

幸せな犬

ひゃー。ビックリですわ。
朝、なにげにZIPPEIを見ようと、ZIPをつけたらやってなくて。
「ん?ZIPPEIのコーナーもう終わっちゃったのかな?間に合わなかった?」
と、思っていたら。
驚くべき報告が番組の最後に告げられて、TVを見ながら朝食を食べてたワシら一家仰天。

最初の話では
ZIPPEI兄弟が突然亡くなりました」
という話だったんですよね。

「え?なんで二匹同時に死んじゃうの?交通事故??」
と思ってそのまま見ていたら、番組による説明はこんな感じでした↓

・2週間に3〜4日ずつ、交替で旅してたZIPPEI兄弟
・旅のない日は飼い主(動物プロダクション?)の元で他の犬達と共に過ごしていた
・昨日、飼い主の車にZIPPEI兄弟含む9頭でお出かけ
・飼い主、日陰に車を止めてエアコンをつけた状態で9頭の犬を置いて車から離れる
・途中、知人(?)が移動の為に車に戻った際は、エアコンはついていた(犬は元気だった?)
・一時間半後、車に戻るとつけたはずのエアコンが切れており、9頭全部瀕死の状態
・手当するも、ZIPPEI兄妹含む7頭が息を引き取る


つまりコレは「突然亡くなりました」じゃなくて「飼い主によって蒸し殺されました」が正解です。
パチンコ屋で駐車場で実の親に放置死される子供と同じ仕打ちを受けたという事です。
何故、9頭もの犬を連れ回していたのか?(営業?)
何故、窓を開けずに(盗難を恐れて?)長時間車から離れたのか?見張りの人を付ける余裕はなかったのか?

ZIPPEIに関しては。
子供や犬に不慣れな人がいきなり覆いかぶさったりしても動じなくて。
「人間好きのいい子なんだな」と思ってましたが。

声帯を切り取っているというのを最初に知った時にも「えー。犬は単なる道具かよ」みたいに思ったんですけど。
やっぱり「単なる道具」だったんですね…単なるお金のための道具…(だったらもうちょっとちゃんと管理しろよ)

暑さに弱い犬だったのに、苦しかったろうに(;_;)
多分、常習的に車に置き去りもやってたんだろうな(今回が初めてとは思えない)と思えるこの所業。
エアコンは付けてたとか日陰に止めてたとか途中で様子を見に行ってその時は無事だったとか保身の言い訳ばかりで聞いてて吐きそうになりました。
ZIPPEI兄弟にも旅続きのハードな生活じゃなくて、普通に吠えて跳ねまわったり、一緒に走り回ったりして、毎日大切に可愛がってくれる家族がいる「普通の家庭犬」としての幸せな一生を送ってもらいたかったですね。
「犬の幸せってなんだろうね」
と思える朝のニュースでした。

悪いことがあればいいこともある、それが人生。
それを象徴するような写真がFBでシェアされて回って来ました。



関節炎を患っている19歳()の愛犬が気持よく眠りにつけるようにスペリオル湖でプカプカ浮かせている飼い主のジョンさんだそうです。
老犬Schoep(シュープ?と読むのかな?)の安心しきった安らかな表情が美しくて。
去年、ボイスが死んだ夜もボイス、こんな表情でワシに甘えてたなと思い出して目から盛大に涙が(;_;)