山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

物語がほしいのです(追記あり)

と、言うわけで。昨日の話は「騙されるってのも実は良いことなのかもね」って事ですよ。
もしも本気で「ワタシはマシャさまをお助けしたの!二人だけの秘密だからお墓まで持っていくの!!」って思っていたら、それはそれで幸せなことのような気がします。

実はここだけの話。
ワシの古い友人でものすごく厳しい女性が居てですね。
その厳しさは若い頃ほどではないにせよ、未だに常に舌鋒鋭く。ワシなんかいつもコテンコテンに批難されまくりで(なのであまりしょっちゅうは会いたくないw)
そんな彼女がですね、ある時、ワシにこう言うんですよ。

「あのね、ワタシ、この前さすらいの魔法使いに出会ったのよ!すごく不思議な出来事よ!!」
って言うんですよ…
ワシはナニカの謎掛けか?と思って、「ほーほー」と話を聞いてたらですね、そのお話はこんな感じでした↓

街を歩いていたら、商業施設の前に紙で出来た人形を操る人がいて、人だかりが出来ていた。
「なんだろう?」と思って見ていたら、自由自在にその小さな人形を手を離した状態で操ってて
「まるで人形(名はジョニーという)が生きているようだった!」(本人談)
それでしばらくその技に見とれていたら、その魔法使い(本人談)が大声でこう呼ばわるそうです↓
「今日はこの不思議な◯◯くんをたったの1200円で皆様にお分けします!」てね。
それで彼女はその操る方法の秘密が知りたくて、「買います!」と速攻買ったそうで…

で。お金を払って振り返ったらもうその場にはその人は居なくて…
「まるで風のようにフッと消えていなくなったよ!まるでメルヘンみたいに!!本当に魔法使いみたいだった…」



…………
その話を聞いてたワシの目は<◎><◎>←こんな感じだったと思いますw(真顔ってやつ)
(「そ、それっていわゆる詐欺?じゃん??」と困惑しながらその話を聞いていたら、彼女、引き出しからその「魔法のジョニー人形」を取り出して、ワシに見せながら)

「ほら、こうやってテグスがついてて上手に操ればまるで糸もなしで勝手に踊っているように見えるのよ!」
と、そのぼろっちいブサイクな10cmほどのジョニー(どう見えても300円相当)をジタジタと動かして見せる友人…

…ごめん、ワシの目にはテグスが見えてて、しかも操り方が下手なんで、勝手に踊っているようには見えないよ…(´д⊂)
「それに1200円払ったの?つまり、騙されたって事??」と思わず正直に言うと彼女、むっとして
「ワタシが楽しんだからいいのよ!だって、面白い体験じゃない!?」て怒るんですね…

ごめん、君の大切な物語をワシの発言で台無しにして…( ;∀;)

とまあ、ミスチ□櫻井某からのメールを見て、ワシはそんな事を思い出しておりましたよ。
「みんな物語がほしいんだなあ」って。
なんかいつもみんなが待ち望んでいるのは、自分を嬉しい喜びで驚かせてくれるような物語なんだなあって。

思いもかけないラッキーな出来事。
思わぬ人からの恋の告白。
魔法使いに売りつけられた勝手に踊るジョニー人形…
壮大で長く続く果てしない物語。

うーん。まあ、それもいいけど、ワシ的にはそんな物語を待っているよりは、好きな音楽でキャイキャイはしゃいでいる方が幸せかなあ…

ちょっと話が陰気だったんで、バトンの近影でも置いておきますね(∩´・ω・`)つ

もっふもっふ♪

(追記)
ちょっとググったら出てきました↓
糸人形ジョニーに気をつけろ!
コレですコレw確か「ジョニー」の方だった。
だから正しくは「紙人形」ですね。
どんな人形か知りたい人は「ジョニー 人形」でググると幸せになれるかも? ナレナイヨ(゚ω゚=)ノ