山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

いいえ、誰でも

何気にネットを見ていたら、「歌手のUAが熊本に移住した」というニュースが目に飛び込んできました。
「そういえば、少し前に家の暖炉の火の粉で自宅が全焼したってことがあったよなあ」と思いながら。
「なんで移住?原発事故で??だとしたら引越し先は阿蘇かな?」
と更にぐぐったらビンゴ☆でした。
彼女、今、妊娠しているんですね。
これからは活動の本拠地を阿蘇にして、阿蘇から作品発表や情報発信をしてゆくそうです。ふーん。

まあ、彼女みたいな仕事の人は阿蘇に住んで活動を続けるのもいいんじゃないでしょうか?
普通の勤め人では無理な事でも、今はネットもあるし、USTやら動画環境も色々揃っている現代ならでは(阿蘇のネット状況はよく知りませんが…ウチよりは環境が良さそうです)の選択が出来る立場にあるんだから。
アーティストの特権として…いいんじゃない?
子供たちは阿蘇でのびのびと育ち、あの雄大で荒涼とした日本離れした風景はきっとUAの創作意欲をもっと高みへ連れてってくれるんじゃないですかね?
食べ物も美味しいし、田舎とは言え国際的な観光地なので閉鎖的でもない。
温泉も豊かで地の底から湧き出るエネルギーで発電する地熱発電所もある。
まあ、サヨクっぽい反原発活動家とか地球市民的なチャネリングの人とか色々寄ってくるでしょうが…
本人が嫌だったらはねのければいいだけの話だもんね。

でも、今回の事でやはり安全な西日本に避難している人(結構たくさん居る)は「経済的に余裕がある人」限定って感じですね。
なんというか。
こんな事でも格差が生まれている。
いや、もちろん、知ってましたけどね。仕事もあるし、生活もあるからそう簡単に逃げられはしないって。
でも、逃げられる人は逃げた方がいいって思っていますし。
特にこれから子どもを持つ世代の人。
現に子どもがいる世代の人はどんどん逃げるべきだとワシは考えています。

でも、逃げた安全な避難先で小雨に降られて母子でパニックになっているなんて話を聞くと、「なんか違う」と思ってしまうのです。
なんだろう、ワシのこの感情…自分でもよくわかりません。
いや、別に「雨に打たれてしまえ」とか思っているわけじゃないんです。
ただ「ソレはわざわざ言う事ではないやろう?」と思うのですね。