山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

さわおに感服するワシ

さて。そんな(報道管制と輪番停電で事実上の戒厳令下に置かれたようなものの)
東京の空の下で、ピロウズのHORN AGAINツアー@AX!
素晴らしかったみたいですね。

草野マサムネが入院したと聞いたときに、
さわおだって眠れてないはずなんだよ!苦しんでいる筈なんだよ!!
他人事じゃないんだよ」と思ったワシ。

しかし、さわおはツアー中。
もう腹をくくって「物理的に公演できる場所では全部やる!」と決めたそうなので。
ソレは多分、家にこもってテレビを見て鬱々と苦しむよりは外に出て、
このツアーを楽しみにしてたバスターズの前で演奏することのほうがどれほど良い事なのかは明白な筈…
と妄想していたワシを裏切らない結果だった模様ですね。

振りつきで踊りながら
「た??のし??い、な?かま??がポポポポ??ン☆」まで歌ったそうで>さわお
それに応えて、「ポポポポ??ン」を大合唱するバスターズもバスターズだけどw

でも、原発事故の直後に広島で公演して、東北はさすがにキャンセルでしたが
(ネッ友さんの弟さんが仙台バスターズで被災なさったのだが、残念がっておられた)
札幌公演をやった後、さわおはようやく少しでも眠れたようで(良かった!)
それでも1?2時間しか眠れなかったようです。
さわおはもともと睡眠障害の傾向がある。精神的に緊張があると寝なくなってしまう。
実兄の英俊兄ちゃんも似たような傾向があるので、血統的なものと想像している)
が、起きてすぐ「曲を書こう!」と思い立ち、すぐに一曲できたそうです。

「どんな顔をして演奏していいのかわからない」
と自分の戸惑いを隠さなかったさわおですが、各地で演奏してみれば、
バスターズが揃っていて、素晴らしい音楽の時間がある。
バスターズの笑顔があるというのに勇気づけられたようですね。

震災以降、パタリと曲が書けなくなっていたのに
(それまでは公演した各地で一曲ずつ書けるというハイペースで新曲制作が
進んでいた<どれほど上機嫌でこのツアーを続けていたかが伺える)
震災のショックでやっぱり書けなくなっていたんですね。

さわおがソレを乗り越えてくれて良かった。
最後にさわおのその夜のMCを↓
「僕や君達、人間が生きるか死ぬかって時に、音楽は99%役に立たないんだ。
それでもこんなに多くの人達が同じ気持ちでいるなら、俺はピロウズで演り続けるよ。」