山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

サルコジ来日

・あとでゆっくり見よう=http://photos.oregonlive.com/photo-essay/2011/03/fukushima_dai-ichi_aerials.html

IAEA原子力安全委員会の意見が真っ向対立。
飯舘村放射能汚染の数値をめぐって、「避難基準の2倍の数値が出ているので、退避した方がいい」(IAEA
「安全です」(原子力安全委員会)と分かれる。

国際的な基準に沿えば、今回の数値は「退避するのが正解」なんだろうが。
どうやら誰も責任もとりたくないし、避難先も準備できないし、移動の足も確保できないので、
「安全」という事にしておきたい事情がある模様。

原子力安全委員会の測り方は、「空間中(大気中?)の放射性物質を測る」というやり方。
IAEAの測り方は「地表や草の上に降り積もった放射性物質を測る」というやり方。
「世界基準が地表や草の上に降り積もった数値を測るんだったら、日本もソレに準じるべきなんじゃないの?
独自の計測方法で安全を宣言するのは言い逃れなんじゃないの?」
と思うワシ。

だって、IAEAの勧告を無視って言ったら、北朝鮮並みの<B>◯人国家</B>
って事になりませんか?(◯の中には「狂」とか「土」とかお好きな文字を入れてください)

・そして夕方、突然の日仏首脳記者会見の生中継。
菅(あえて呼び捨て)がニヤニヤしているのが気になる(一服盛っている?)
サルコジ来日の目的は当然「安全な原発のセールス」なんだろうけど。
実際のサルコジ(東京に来た!)の印象が…

「実にクレバーで地に足がついた男」というものだったので驚いてしまった。
それまでのサルコジの印象=「尊大で鼻持ちならないユダヤ系の小男」が完全に覆されましたね。
とても真摯に日本への援助を申し出ている。
怒りを押し隠し、冷静に事に当たろうとしている。

「なんで!?」とビックリしたのですが。
ココ数日、海外ニュースがテレビでもようやく見られるようになり
(一時期、情報統制?で全く見られない状態が続いていた<ちうごくかよ!?)
実はフランスでは東京や福島に残っている(仕事や妻の事情で)フランス人の生活ぶりを詳しくリポートしてる事を知りました。

その放送でフランス人は日本人の我慢強く秩序ある生活をしている姿に打たれ、
一方で「この美しい人々が無能な菅政権に殺される!」という危機感を持ってくれたらしい。
その声を受けての緊急来日という側面もあった模様です。