山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「HORN,AGAIN」全曲レビュー まとめ

昨日の「モンスターロック」のインタビューも素晴らしくて(感心)
<B>あの</B>三人が、珍しくも<B>シラフ</B>でちゃんと<B>本心を語っている</B>んですよ!
衝撃でしたね。
普段は照れてなかなか本気で思っていることを明かさない人たちなのに、このインタビューでは胸襟を開いて本当に思っていることを言葉にしてちゃんと喋ってるんですよ(驚愕)
「な、なにがあったし!?一服盛られたとか…??」<どんな捉え方(ーー;
(おそらくはインタビュアーの真摯な態度と照明_真っ暗な室内に強烈な照明をメンバーにだけ当ててバストショットが浮かび上がるようにしている_の効果のおかげであろうかと)

オーディエンス(バスターズ)とピロウズの親密な関係が白日のもとにさらされた!って感じのインタビューでしたが(/ω\)ハズカシーィ
今までは、自分が大切に思っている事や愛情はなるべく自分の胸に仕舞っておいて、「言わなくてもわかるだろう?」的スタンスの人たちだったのに、何が起きたんでしょうね?(^^;
結成20周年記念公演以来、そんな感じでの対応が増えてきた気もしますが。
そんな素っ裸状態のピロウズを見たのは_本当に久し振りで(NHKのドキュメンタリー以来?)嬉しかったですねえ。

つまり、このアルバム「HORN,AGAIN」にも同じことが言えそうな気もしてきましてね。

ワシは実はこんな作風のアルバムは、「20周年の翌年に来る!」と勝手に予想していたのです。
第一期も第二期も含んだ、第三期以降のピロウズの姿が顕になる筈だ!と(妄想レベルで)

ところが実際出来上がったのは、「HAPPY BIVOUAC」の発展形とも言うべき「OOPARTS」でしたし。
非常に戸惑ったアルバムでしたが、ライヴでその印象は払拭されて(本当に素晴らしい内容だった!)
「そうだよ、ピロウズはいつだって回り道するバンドだったじゃないか。近道なんて絶対にしない。ぐるぐるジワジワ自分のたどり着きたい場所ににじり寄ってくる人たちだったじゃないか。コレは今、その大事な過程なんだ」と思ったんですね。

「GOOD DREAMS」「MY FOOT」と独自の世界を構築しつつあったのに、その世界を一旦寝かせておいて(^^;超POPアルバム「Wake up!3」超ロックアルバム「PIED PIPER」をリリース。
そして先祖返りと見せかけておいての突然の「ピロウズの王道ロック」に復帰宣言のアルバムと感じます>「HORN,AGAIN」