山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

Motherと書いて「ヒグマ」と読む

先日、テレビを見ておりましたら。
「火事場の馬鹿力特集」みたいなのをやってました。
火事の現場で消防士が燃え崩れてきた柱の下敷きになり、怪我を負いながらも200kg以上のその柱を持ち上げて自力脱出した話しとか。
我が子が車の修理中にジャッキが壊れて、車体とタイヤの間に挟まってしまい。ソレを見つけた母親が、救助が来るまで車体(300kg超)を抱え続けてわが子を守った。
みたいな話しをやっておりました。

ソレを見ていた次女子。ポツリと、
「お母さんって世界最強の生き物かも…」と言うですよ(^^;

なのでワシも、
「そうねー。赤ちゃんを産むまでは普通に女の人なのに、産んだ途端にヒグマになっちゃうからねー」と返しておきました。
最初の子供を産んだ直後に我が身のウチに芽生えた、凶暴なまでの、
「この子を守らなければ!!」と全細胞が叫びだすほどの強烈な思いの発芽を、今でも生々しく思い出します(^^;
ワシにとって「母性」とは、ほんわかフワフワした、優しく丸い、心地の良いものではなくて、想像とは全く違った、暴力性を含んだ(ワシの子になんかしたら、即、コ□スー!みたいな)凶暴なまでの突き動かされるような、物凄いエネルギーを伴った意思でありました。

映画「エイリアン2」がなんであんなに怖いのかというと、我が血肉を分けた、我が身よりずーっと大切なわが子をお互いに賭けあった、母親同士の命のやり取りタイマン勝負だからですよ!

ま。そんな事をテーマにした作品はなかなか日本では何故か?あまり見かけなかったんですけどね。
夕べついに日本からも「エイリアン2」に匹敵する恐ろしいまでの母性を描いた作品が登場しましたね!(・∀・)

それは松雪泰子主演「Mother」
第一回から見ているんですが。
第一回のクォリティがハンパなくて。
我が家では親子四人で見てて思わず滂沱の涙に泣きぬれて、
「え?今のお話、映画じゃなかったの!?来週もこの続きがあるの??」
とウチの娘ズが叫んだという伝説を作ったドラマです。

昨日はついに、子どもの産みの母が子どもが匿われている家におしかけてきて。
子どもを挟んで一騎打ちになるシーンで、今週は終わり!来週に続く!!キャー(;´Д`)
来週、見逃せませんな。