山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ボイスにおでき

ボイスの前足に「座りだこ」が出来ているのは昔からだったんですが。
夫が、「後ろ足に何か出来ている」と言う。
「そうだっけ?」と見ると、わずかに膨れている部分が(踵と膝の間の内側)ありますね。
「こんなんありましたっけ?」と言うと、
「触られるのを嫌がるんだよね」と夫。

ハテ困った事です。
ワシは仕事なので獣医に連れていけません(もう昼だった)
肉が殆どついてないスネの部分のおできなので、なんだか心配です。

もともと血管のガンを患ってて(普通の生活に支障はない)舌の手術もしたので、腫瘍が出来るのは仕方が無いことなんですが。
「骨肉腫だったら!?」とフト妄想したら、もう止まりません(ーー;

「そういえば、最近、散歩から帰った後、すごく息苦しそう」(なのは、肺に腫瘍が転移しているせいではないか?)
「そういえば、最近、寝てばかり居る」(のは、がん細胞が全身に回っててしんどいのではないか?)
「今、こうやって目の前に座っているのに、甘えてこないのは、患部が痛いせいではないか?」(そ、そんなに具合が悪いの!?)

そんな事を考えていたら、舌の手術の時に獣医さんから言われた、
「この病気も進行したら、安楽死のことを考えてもらわないといけない」という言葉が蘇ってきて。
そしたら涙が止まらなくなってきて、玄関前のベンチ(ボイスの定位置)に座って、犬小屋の中で可愛い顔して寝ているボイスの寝顔を見ながらオロロンオロロン泣いておりました。

ボイスには最後まで「自分はお父さんお母さんに可愛がられて幸せな人生だった」と思って欲しいんです。
がんの痛みで苦しみながら死ぬのを待つだけの日々を送って欲しくないんです。
ワシのワガママかもしれませんが、痛みにのたうちまわって治る望みが無いのなら、いっそ安楽死を…と思ってしまうんですね。
なので、今日、獣医に行って本当に骨肉腫だったら、実際的に安楽死の日取りを決めなければいけなくなるわけで…

その決心をしなければいけないと思っただけで泣けるんですよ。

夕方、ワシの仕事中、夫からメールが入ってきて、
「普通の腫瘍で簡単な手術で治るそうです」との事(・∀・)

ワシ、家族の中で一番ボイスに依存して生きているので(ハンドルネームを見ても分かる通り)ボイスには長生きしてて欲しいんですよ。