山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ボイスは裏山の頂上に

皆様からの沢山の優しいおくやみのメッセージ、メール、ツイートなどなど本当に有難うございます。
ボイスもこんなに多くの人たちに遠くからでも可愛がられて幸せな犬でした。

ここ数日間、ずーっと泣いていたので一家四人、目を泣き腫らしております。
正直、ワシの病気より肉親の死より辛い出来事でした。

最後は一家四人と一匹、夫の車に乗り、ボイスは毛布でくるんで後部座席でワシがしっかりと抱いて獣医さんへ向かいました。
ボイスが大好きだったドライブを最後にさせることができて良かったです。

獣医さんに「お願いします」と頼んで、一家四人。
手術台を取り囲んでボイスをしっかりと抱きしめながら送ることが出来ました。
ボイスは本当にあっという間に。
簡単にあっけなく行ってしまいました。

最後まで立派な犬でした。
誇り高く、神々しく。
痛みに耐え、泣き言ひとつ言わず、無口なままで。
体重も10キロ以上減っていたのに。
静かに、安らかに行きました。

帰りの車ではワシが運転して。
夫がボイスを抱きしめて家に戻りました。
車中、「ボイスはウチには過ぎた犬だった」「立派な犬だった」と家族で言い合いました。

あんな最後。
人間でもなかなか迎えられない。いい最後だったと思います。
ワシもボイスのように行きたいです。

今日は裏山の頂上にボイスを埋めます。
裏山からワシら一家を見守っててね。
ワシも死んだら同じ場所に埋めて欲しいです<無理