山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

最近のボイス

我が家の愛犬ボイス、めでたく13歳の誕生日も迎えられて、術後の経過もよく。
手術で剃られてた足の毛も生えそろいはじめて、すっかり健康になりました。
勿論、白内障だし耳もすっかり遠くなってしまいましたが。
涼しくなってきたので元気に過ごしておりますよ。

脚の手術後、すっかり「おすわり」や「お手」が出来なくなり、「伏せ」や「待て」もできなくなってしまっていたので、また子犬時代みたいに細かい躾のやり直しをしていたんですね。
「おやつを片手にゲーム感覚で」と、ワシもボイスも負担にならない程度に。
「思い出してくれたら嬉しいなあ」という感じでポチポチ訓練をやっていたのですが。

老犬でもちゃんと思い出すものですな(感心)
一時期は餌をあげる時にも「待て」がなかなか出来なくて父ちゃんに怒られてましたが。
何度か練習したらまた出来るようになりました。
耳が遠いし目があまり良く見えないのでコマンドの出し方が難しいですね。
「よし!」て言っても、咄嗟に伝わってなくて「え?いいんすか??」みたいな顔して振り返るのが不憫です。

こうやって年を取っていくんだなあと。
寂しい気持ちにもなるんですが。
まだまだ健康。まだ散歩にも行けるし。
元気な爺ちゃん犬ですよ。

そんな中。毎月貰いに行くフィラリアの薬を取りに獣医さんに行った際。
見慣れない老犬が獣医さんの自宅前のオリに入っておりました。
「あの犬どーしたんですか?」とドクター夫人に訊くと、
「先生が往診に出かけた時にあまりにも酷い飼われ方をしていたので、怒っちゃって家に連れて帰ってきちゃった犬よ」との事。

老犬(15歳)で腫瘍持ちなのに、ダニだらけで放置されていたらしい。
夏の間は起き上がることも出来なかったのに、獣医さんちに引き取られてからはすっかり元気になって起き上がって暮らしているそうな。
セッター系の洋犬で体重は18キロくらいか?
「でも、自分のうんこの上で平気で寝るので困っている」
洋犬はそのあたりのこだわりがないよね(^^;
和犬は排泄物に関してとても身奇麗だけど。

「ボイスはどうしている?」と訊かれたので、最近トレーニングをやり直しているという話をすると、
「そんな老犬におすわりとかお手とかもういいよ!させないで!!」と言われた(^^;
いや、した方がワシが楽しいのよw