山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

今日はシンちゃんの話しでも

音楽ブログの方でこんなコメントを頂きました↓
「ボイス母さんは真鍋さんと同世代なんですよね?
(私はこの映像中のぴーちゃんと同年代くらいなのですが)
レゲエとパンクの親和性をほとんど知らなかったもので
(わりと最近クラッシュのロンドンコーリングちゃんと初めて聴きました。
労働コーリングのタイトル元ネタとして、笑)、
パンクをリアルタイムで経験してこられた視点で、
ナインマイルスやピロウズ、またいろいろ書いてくださるのがほんと楽しみです。」

そーなんです。
真鍋代表とは2歳違い(ワシが上)なんですが。
彼とはほぼ、音楽体験が同じなんですよ。
なので、勝手にワシはシンパシーを抱いているわけです。

元々は大人しい読書好きな男でもステージで興奮すると何をやらかすかワカラナイ感じとか。
妙に懐かしい気分にさせられますw

シンちゃんに関してもほぼ同じ。
彼のドラムを聴いていると、彼の好きな音や音楽の好みがハッキリ見えてくるので勝手にシンパシーを以下略。

ただ。シンちゃんが凄い点は。
「パンクのドラムにシンバルを叩く事を導入したこと」です。
コレはもう、ワシが勝手に脳内で思っていることなんで、その筋の専門のお方はスルーなさっておくんなまし。

これはパンクが出現したときにワシが気づいたことなんですが。
パンクのドラムって基本、凄くシンプルで(ま、技術的にヘタって事もあったかも)シンバルがセットにあったとしても、殆んど叩く事はなかった__という印象があります。
その代わり(?)なのか?フロアタムをドンドコ叩いているという印象です。
まさにコレが「原始のリズム」って感じで、人間の根本的な衝動をそのまま音楽化したようなパンクの音にとても合っていたワケです。

ところが、シンちゃんは更にもうちょっと向こう側にドラムの表現を推し進めた__とワシは勝手に思っています。
あの「歌うドラム」
パンクを経て、NWとかポストパンクを経たドラムが行き着いたのがドラマチックで音階を感じるような「歌うドラム」だと思うのですが。
シンちゃんはまたそれとも違う感じ。

基本は凄くシンプルなのに、肝心な場所でドラマチックに。どうかしたらヴォーカルよりもドラムの音が歌っているんですねw
パンクの禁じ手だったシンバルも盛大に叩きながら。
ソコが凄いといつも感じております。